kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

いいか悪いかはさておいて

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渡辺恒雄 メディアと権力 魚住昭

この本はかつて、専修大学で非常勤教員をしていたころに、

そこの教授から、

「これ読んでおいたら」

とすすめられてとりあえず買った本であったのだが、

その時は内容のイメージが湧かず、

ちょっと読んで止まっていた本であるが、

10年ぶりに読みだしたらとても面白い。

 

・・・というのは、先日、

NHKでこの人の特集をやっていてそれを見たからである。

 

www.nhk.jp

 

これを見てから、本を読み返したら、

面白いというかなんというか・・・

 

えっ、行った開成高校はすべりにすべって屈辱の第4志望校?

 

そして東大。

 

今の学生がこの爺さんの名前を見てもあまりピンとこないかもしれない。

 

今の学生からは信じられないかもしれないが、

 

ついこの間まではプロ野球の中心といえば「巨人」だったのである。

なんなら世の中の中心くらいに思っておりました。

 

このセリフを読んで

 

「はぁ?なに言ってんの、そうに決まっているじゃん」

と思ったあなたはもう古い人であろう・・・

 

今の学生にとっちゃ巨人は「数ある人気球団の一つ」である。

 

あの

「巨人が言い出したらなんでもアリ」

という時代はとっくに終わっているのである。

 

オロナミンCのCMといえば

巨人のCMと思っている人は確実に40代以上であろう(笑)

 

「元気ハツラツオロナミンC!」

 

私なんていまだにオロナミンCを買う時は中畑の顔が浮かぶくらいである。

 

元気ハツラツとは程遠い山倉まで出てたんだから・・・

(なぜ山倉は重宝されないのであろうか・・・)

 

おっと、話がどんどんそれた・・・

 

ようするに、巨人の権力の象徴がこの爺さんナベツネ)だったのある。

 

イメージ的には

「金にものをいわせて」の典型的な悪役であった・・・

 

「健全なスポーツ」の真反対というか・・・

 

ただ、素朴な疑問として

「なんで、こんなイチ新聞社の社長がここまでエライ扱いなのだろうか?」

 

という疑問は常々あった・・・

 

 

その疑問はこの番組で晴れた・・・

 

そうか、

私の知っている部分は、

この人のこの人生にとっちゃ

「おまけ」というか「おあそび」というか・・・

ja.wikipedia.org

 

ちょっとやってることのケタが違うなと・・・

 

「たかが野球選手ごときが」

みたいな発言をしたとして、

騒がれたこともあったが、この人がやってきたことからすりゃ

「そりゃそうだよな」と思わされた。

 

このドキュメンタリーを見てたら、

いまどきの政治評論家だのが

どんなに威勢のいいことを言っているといっても役者が違う。

 

イチ政治記者でありながら

大物政治家にガッチリ可愛がられるのは

ただのマジメとか優秀とは違う魅力というかエネルギーというか・・・

もう気合いが違う。会話の面白さがケタが違う。

 

私はもう爺さんになってからのイメージしかないが、

若い時のナベツネ氏の精悍な顔立ちは私の思っていたのとは全く違った。

 

当時の大物政治家大野伴睦に圧倒的に信頼されてのエピソードは

いいの悪いのという次元ではない状況であった

記者というより、むしろアドバイスしている状況だったらしい。

 

それにしても、

大野氏は密約により岸首相の次の首相ということになっていたはずなのに、

ひっくり返されたエピソードは

「う~ん、密約って・・・」と思わされた。

 

密約なだけに

「きたね~ぞ!」とおおっぴらに言うわけにいかないし・・・

 

政治家の世界は恐ろしいというか、

逆にこんなに生々しく面白い世界もないなと・・・

 

素直なだけなのもダメだけど、

といって「うまくやろう」とちょろちょろするようなのもこれまたダメだなと。

 

「義理と人情とやせがまん」(大野氏の名言)

 

対談相手の大越キャスターもこれまた私は好きなキャスターでして・・・

この方も東大。

 

当時、国交がなかった韓国との仲介もしたというエピソードに、

大越キャスターが

「イチ記者がそこまで介入していいもんだろうか?とかは無かったですか?」

という質問に対して、

「そりゃ言われたけども、国交がないんだから仕方ねえだろ」

とスケールの違う回答(笑)

 

なんというか、やっぱりすごいな。

 

しかし、この昭和の政治は今じゃそりゃできませんわね・・・

 

もちろん、昔がよかったとか言いたいわけじゃありませんので悪しからず。

 

ただ、当時は

「ここからはみんなは知らなくていい、知らない方が平和」

というラインがあったのかな。とは思います。

 

この頃の政治家だったらこの状況でどうするんですかね。

なんて想像も面白いかもしれません。

 

 

ところで・・・

 

ちょうど今、この状況で政治に注目が集まっています。

 

私の人生の期間の中でも、

いまほど政治家の発言などにみんなが

『自分事として注目している』

時代もないのかなと・・・

 

命と経済という、

「あっちとりゃ、こっちが」

という白黒はっきりつかない状態をどうやっていくかというのが

政治がやってることなんだな・・・というのをナマナマしく感じれて

 

みんなが考えているのではないかなと・・・

 

 『投票率が低いのは平和な証拠』

 

なんて言葉もありますが今度の選挙はどうなりますか。

 

 

簡単に「ワンチーム」と言ってみたところで、

「そう簡単にはまとまりませんぞ」というのもみんなで学んでます。

 

これだけパチンコ屋のお客に注目が集まったこともありませんし(笑)

 

やらない人からしたら

「世の中に、そこまでして、そんなにパチンコやってる人っていたのかよ~」

と思ったのではないでしょうか(笑)

 

中国の「対岸の火事」として、言われだしたのが昨年末で、

ここまで世論の移り変わりも見てきました。

 

最初はウケた論調も今では変わっていますね。

 

またこの一か月で変わってくると思いますがどうなりますか・・・

 

 

さて、

経済的につぶれるという報道が多くありますが・・・

 

閉店するにしても片づけるのにまた費用がかかるそうで・・・

 

そこで生まれたマッチングサービスで、

閉めたい人と、そこに次に入りたい人との仲介をして

うまいこと「片づけ費用」をかからなくするサービスが紹介されていました。

 

要は、「そのまま使います」みたいなものを調節して費用を浮かすようですが・・・

 

この状況の流れからいけば、

この状況で今から始める人なんて少なくて、

空いてしまう場所ばかりなのではないか・・・?

 

なんて予想して眺めていたら・・・・

 

 

アレッ?

 

「閉めたい店」150に対して

「始めたい店」1000という・・・

 

 

 

 

すげえ、

 

これを『大チャンス到来!』

とみている人が実は沢山いるという。

 

まぁ、この状況で

「待ってました!嬉しい!」

という顔をしたら袋叩きにあいますから、

表面上は神妙な顔している人が沢山いるんだなと・・・

 

 

これからの時代はどうなるか?

 

なんてなことを分ったような顔して色々な人が語っておりますが・・・

 

 

競輪の予想屋の話を聞いているような感覚で聞いております。

 

この感覚・・・

 

予想屋の予想を買って

「騙された!」は違うということですかね、

鍛えられました(笑)