日本シリーズを見終って書いている。
まぁ、こうなるか・・・という感じでとくに荒立てることなく終わりました。
巨人もよく頑張りました。
まぁ、野球は賭け事ではありませんから、
一方的だと成り立たないということはありません。
これが公営競技ですと、差がありすぎると成り立たないので
ランク分けをしてレベルの近いメンバーでやるということをして、
どの階級だろうと賭け事として成立させているわけで・・・
だから何も、パリーグに負けたって気にすることなく、
セリーグで盛り上がりゃいいんです。
まぁ、仲間内で賭けていた人は全く成立しなかったと思いますけど(笑)
ただ私としては、
これで野球人気はちょっと復活するのではないかと思っている。
だって、ソフトバンクの選手ってカッコいいじゃないですか。
正統派のカッコよさ、正々堂々という感じがあるじゃないですか。
そしてパリーグが盛り上がれば、また観に行く人が増えれば収益があがる。
なんなら交流戦だって
という風になればより積極的になるじゃないですか。
交流戦の価値が上がります。
昭和からプロ野球を見てきた身としては、
「あ~こんな時代が来るんだな~盛者必衰ってこのことだな~」
みたいな気分ですね。
これで、巨人がどう巻き返すか?という見どころもできるじゃないですか。
前も私は書いたと思うのですが、
これが高橋監督だったら、
日本一に向けてのプロセスとして応援している方も
「次に頑張れ!一歩づつ上がってきてるぞ!」
という視点で応援できたんですよね。
ソフトバンクだって最初から強かったわけじゃなく、
弱い時代から徐々に積み上げて行ったのを知っているから人気があるわけで。
さて、なんとなく気になって試合を見ていたのですが、
いや~嬉しい選手が出てきたので興奮しました。
ソフトバンクの2番手で出てきた松本裕樹投手です。
この投手は2014年のドライチなのですが、
夏の甲子園の初戦で
当時、優勝候補として乗り込んだ我が母校 東海大相模と対戦して、
東海がやられた投手なのです。
もちろん剛速球投手として前評判の高い投手でしたから、
私もどんな試合になるやら注目していたら、
なにやらスピードをセーブした投球でのらりくらりと投げている。
「あれ?どうしたのかしら?故障か?でも、この投球術はすごいな~勝負どころで速球を投げる作戦かな?」
なんて思っていましたが、最後まで要所でうまくかわして東海に勝ちました。
後で知ったところによると、やはり連投で肘を壊していたようで、
それでもなんというか、振る舞いが観ていて私は気持ちよかったのです。
「あ~スケールの大きい選手だな~こういう選手好きだな~」と気にしていました。
その後、指名されたけど、リハビリ生活で、最近になってポツポツと出てきたのは知っていたのですけども、いや~いいピッチングでした。
しかも、彼らしい落ち着いたマウンドさばき、無駄に闘志を表に出すわけではなく、穏やかに剛速球に加えて変化球もリラックスして投げ込んでいる。
投球フォームの中で私の好きな性癖といいますかフェチといいますか、そういうものがありまして(笑)
ステップしていくときの腕の自然な広がり具合といいますか、そういうところにそそるものがあるのです(すいません変態です 笑)
過去でいうと、
中日の中里
ヤクルトの伊藤(智)
ソフトバンクの 齋藤
うっとりしてしまうほど芸術的なしなやかな腕の使い方・・・
共通点
みんな故障・・・
そう、怪我の多いフォームなのでもあります・・・
ケガを持っていた選手を指名し、
自分のところでケアして復活させて活躍させるという
この体制にも強さの秘密があるのではないかな?
なんて思いました。
プロ野球の組織論みたいなものの進化も面白いというか、
そういうのを面白く見れるようになったんだな~
なんて思う今シーズンのプロ野球の締めでした。