学生O君が持ってきてくれたイチゴ大福
初めて食べましたが、とても美味しかったです。
手土産の定番ともいえる大福ですけども、
なるほど、ちょうどいい。
じゃあせっかくだから『さっそく食べましょう。』
ということで、ちょっとした一服感と、
「大福程度の」軽いおしゃべりできる雰囲気ができあがる。
持ってきてくれたO君も、
「僕も食べたことないのですけど」
という品だそうで、こういうのも
「どれどれ、じゃあどっちに転んでも面白い」
と、とりあえず大福の感想という話題からスタートできる。
会話って、よそよそしいメンバーでいくカラオケと一緒で一歩目をどうするか?
が重要だと思う。
真面目に悩むと「何を話せばいいのだ?」と悩むと思う。
ただし、一歩目がきれて話し始めれば、それなりに話題がすすむ(ハズ)
まぁ、大福を持ってこられた方だって、せっかくネタ(大福)を持ってきてくれたのだから、多少会話がおかしくても、なんとか拾って広げるのが礼儀ってものではなかろうか。
ところで、今の時代、仕事のできるできないの分かれ目は
「コミュニケーション力だ!」などといわれ
「なんのこっちゃ?」と悩まれている学生は多い。
私だって、何のことを指しているのかよくわかっていない。
『雑談力』なんて本も良く出ているけどホンマかいな?(汗)
ホントに雑談ってチカラなのか?
だとしたら嬉しい。
ちなみに私は「雑談」がもっと早く評価されてくれ~
と思っているくらい「雑談」は好きである。
というより雑談しかしてない。
雑談の深みというものは確実にあって、
雑談って、一つのことから、どんどんと話が飛躍していって、
なんだかすごいアイディアにつながったりするのが面白い。
雑談に関する技術というか、ルールは確実にある気もする。
雑談ができる相手とできない相手がいる。
その見分けも重要だけど、最初はよくわからない。
私もわからない。
だから取り合えずしてみて、痛い目にあって、学習するの繰り返し。
とりあえず、大福から始まり、ダイエットの話になり、ちょっとグラウンドを歩こうということになり、せっかくだから写真も撮ってみよう。ということになり、新しい三脚を買ったからそれを試してみようということになり、歩く時に聞くとカラダがよく動く音楽の話になり、バイトの話になり、お金の話からギャンブルの話になり、競輪の話になり、そこから競艇の話になり、パチンコで競艇ネタの新台が出るという話題になり、帰りのバスの話題から、運転の話になり、免許の話になって車の話になり・・・
ちゃんとした三脚を買ったので試しにO君と使ってみる。
学生さんへアドバイス
教員との関係において
「用があるとき行きますね」
と思いがちだけど、ちょっと考えてみましょう。
教員に用があるときって、ロクな用事じゃないというか、
悪いことがあった時だったりしませんか?
教員だって学生に用があるときの
「用」って大概、ロクな話じゃない。
「何かやらかしたとか成績不良だとか」
だとすると、
「用があるときだけのつきあい」
っていっていると楽しい話がまずできない。
先生とのコミュニケーションに良い印象がないと思っている学生さんは、
「用があるとき」だけの会話しかしてない可能性はありませんか?
『用』が無い時にする教員との会話ってけっこうおもしろいですよ。
教員って実はけっこうふざけた人生の人が多い(笑)
だけど「用」があるときだけのつきあいだと真面目な話をしなければならない。
そこをつついて聞けると面白い話が盛りだくさんかもよ。
用が無い時に話があるのを「親しい」というのかもしれませんね。
※私が勝手に作った定義ですので
実はこの感覚って将来の仕事にもかなりつながると思いますよ。
このコロナでおしゃべりは難しいといわれてますけど、
これが落ち着いたら意識してみてはいかがでしょうか?
「えっ?どうすりゃいいかわからない?」
そんな時はとりあえず「イチゴ大福」を持っていったらいいんじゃないの?(笑)
「こんなのあったんで試しに買ったのですけど、一緒に食べませんか?」
と(笑)
大学の教員なんてたいていは寂しい人ばっかりだから喜ばれるぞ~(笑)
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