kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

小さいからこそ

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内容とは関係ありません。

 

このコロナ禍のおかげで私の授業も全面リモート授業になっている。

 

学生にとっちゃ息苦しい授業が続くなかで、

せめて私の授業は息抜きに・・・

などというと語弊があるけども、

チャット機能を使っての学生からの感想やらに

コメントを返すラジオ的な授業を実験的にしている。

 

意識としては、

サンデル教授のハーバード白熱教室のオマージュのつもりであるが、

実際には世渡り術の人生相談みたいになっている(笑)

 

この異常事態のストレスを緩和する緩衝材的になれたらいいかな~と思ってやっている。

 

そんな中で、学生とのやりとりの中で反響のあったものを、

今後はチラホラと紹介していけたらと思う。(要するにネタもないので 汗)

 

その授業は「スポーツと健康」という講義で、

スポーツやら健康についての講義である。

 

よくいう生活習慣病対策なんてのがメインではあるが、

そもそも「健康とはなんぞや?」なんてなことから論じている。

 

運動・栄養・休養なんてものについてがメインだけども、

「ストレス対策」というのも重要なものになると思っていて、

学生のコメントから話題を広げ、

雑談のようにコミュニケーションについて語っている。

 

コミュニケーションの練習として、

自己開示したコメントを書くといいという話をしていたところ、

色々と相談的なものが来るようになった。

 

そんな中で

「私は少しのストレスで体調が悪くなってしまいます。

どうしたら心を強くすることができますか?」

 

というマジメな質問がくる。

 

私の回答

「まず、質問のニュアンスとして

こんな小さいことでクヨクヨしている私は情けないという風に読み取れますが

『こんな小さいことをストレスに感じる私は弱い』

という発想をしないようにしてください。

小さいことだからこそクヨクヨします

 

反対に大きなことではクヨクヨしません。

地球温暖化が気になって眠れないとかないでしょ?」

 

という回答をした。

 

実はこの回答は

私が学生だった頃に健康系の講義で聴いて感動した話だったので

そういう話題になった時には必ずしている話です。

20年後の学生にも「なるほど!そうなのか!確かに!」と、喜ばれました。

 

続いて、

「ストレスは健康に悪いと思っている人のストレスは健康に悪く作用します。逆にストレスは敵ではないと思っている人には悪く作用しません」という話もした。(根拠は以下の研究者の本)

 

www.1101.com

 

学生さんに伝えたのは

「皆さんは傷つきやすい心を弱いものとか、悪いものと捉えていると思いますが、それを無くそうとする必要はありません。傷つく心をキープすることの方が大変なのですからむしろ大事にしてください。傷つく心を持ちながらも動けることを目指してください」

 

なんて話をした。

これは小林秀雄のウケウリです。

 

ガラにもないですが・・・裏ではそんな話をしてまして(笑)

 

最近の学生さんは、こういう話をけっこう聞いてくれます。

びっくりするくらい反応してくれます。

 

 こういうのは、やりがいあります。