kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

ポジションと性格

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サッカー風景(過去の授業)

写真と内容は直接関係ありません。

 

ちょっと前のスポーツニュース(サンデースポーツ)の特集の中でスペインサッカーの育成術についての特集があり興味深かった。

 

そこでは、指導者が全てを指示するわけではなく、「選手が自分で考えてプレーする」ことをできるようになるために、ミーティングを重視して意見交換をするのだという。

 

「君はなぜあの時に、あのパスを選択したのか?」などなど、否定するのではなく意見なり自分の考えを言葉にすることを重視していた。

 

ちなみにその番組でスペインコーチ(日本人女性の佐伯さん)と対談をしていたのは、かつての日本代表の中澤佑二さんと中村憲剛さんだった。

 

さて、「これは面白い」と思った私は、授業の中でその特集を視聴し、学生からの意見を聞いた。

 

私の場合は、サッカーを本格的にやったことはないので、サッカーをやっていた学生のY君(4年)に質問した。

 

「サッカーをやっていた人はこうやって自分の考えを説明できるものなのかい?」

 

するとY君は面白いことを言った。

 

「こういうのをスラスラと答えられる選手は真ん中のポジションの選手です」

 

という。

 

「へ~、それってどういうこと?」

 

「真ん中の選手は、色々と選択しながらプレーをしているので、考えがあります。ちなみにこの番組の中澤選手や中村選手も真ん中の選手です」

という。

 

「へ~、それは面白い。解説者を頼まれる人は真ん中だった選手が多いのか」

 

私なんて素人考えで、キーパー以外のプレーヤーは皆さん一緒で体格や足の速さなどの身体能力でポジションが決まっているのかと思っていたけど思考のタイプも関係しているのかと・・・

 

「なるほど~、ちなみにY君、あなたはどうなの?」と尋ねると

 

「いや~僕はサイドの選手で『使われる選手』でした、だからミーティングで質問されても答えられませんでした(汗)」という(笑)。

 

へ~、そんな言い方があるのか~そして言い返せないタイプもいるんだ(笑)

 

そのあと何人かのサッカー経験者に話を聞いたが皆「それよくわかります」という。

 

サッカーに関して単純な回答の人はサイドの選手ってことかな?

(精神論が多そう 笑)

 

これからはサッカーの話を聞くときには、その人のやっていたポジションも聞いてみることにしよう。これはこれで面白そうだ。

 

 

なるほど、考えてみれば野球だって理屈っぽいのが好きなタイプと「考えないで動くタイプ」がいる。

 

例えばあなたが野球に関して素人だったとして、野球経験者に野球に関して質問してみようとしたとする。野球経験者の私からのアドバイスとしては、まずその相談相手の経験していたポジションを質問してみることをおススメします。

 

もちろん、どのポジションをしていた人だったとしても経験者からの話は聞けるのだけども、同じ質問をしても回答はポジションによってかなり変わるであろうということは私でも想像がつく。

 

ちなみに私はキャッチャー・・・一番、屁理屈が多い(笑)だからブログも続く。

 

というか、数あるスポーツの中で、ファウルゾーンにポジションがあるのなんてキャッチャーくらいじゃなかろうか?

 

あるいみ、客観的というか傍観者というか・・・

 

考えてみたら、外野手との会話は比較的、淡泊になりがちだ、そもそも外野手は受け身である。自分でどうしようもない。(多少、位置を変えるなどはできるけども)

 

寂しがり屋の私には耐えられない。あんな広いところに一人でポツンと何考えているのであろうか(笑)

 

そう思うと、外野手は「悟り」のようなものを感じる。会話もしつこくない。

諦観が漂っている。

 

じゃあ内野手、サードとファーストはサッカーでいうところのサイドであろうか?

 

たしかに、自分で考えて動くと言っても、そんなに選択肢があるわけでない。

ライナーが顔面に当たろうともくじけないガッツが必要!

友達にいい。

 

ショート、セカンドはサッカーでいうところの「真ん中」だろうか。

たしかに選択肢が多くなり考えることが増える。

 

その中でいえばセカンドはさらに色々と考えている。

 

じゃあ、ど真ん中の投手はどうか?

 

たしかに選択肢は多いのであるけども、

自分のための選択肢しか考えていない人が多い(笑)

それでも考えて工夫してきた勝負師タイプの投手もいるけど、

「ピッチングを自分のエクササイズにする」みたいなタイプもいて、

そういった場合には

「自分の球を一生懸命投げて終わり」みたいな超淡泊タイプもいる(笑)

ただキャッチャーのサイン通り投げて終わりみたいな。

 

さて私がやっていたキャッチャー・・・

 

なるほどな・・・キャッチャーって不利な状況を配球でなんとかしようとしたり、勝負をしたり避けたりズラしたり。などなど、相手の気持ちや考えを感じて作戦を考える・・・自分側の能力と相手側の能力を考え、

「自分たちがやれることの選択肢の中で、なるべくよい結果を出す」工夫をする。

 

競輪につながる要素が盛りだくさん(笑)

ハマるべくしてハマったともいえる。

 

そう思うと選手にも考えている選手と考えていない選手がいるのがよくわかる(笑)

 

 

同じ野球をやっていた人間でもポジションでかなり違う。

 

仕事への考え方にもかなり影響しているな~

 

もちろんどれがいいとか悪いではありません。

 

サッカーのポジションをきっかけに、

性格は面白いな~と思ったというお話しでありました。

 

サッカーの人ってチャラチャラしているように思っていたけど、ポジションによってかなり違うのかもしれません。

 

なんも考えていないと思っていたのはサイドの選手で、ちゃんとしている選手は真ん中にいるのではないか?

 

・・・という仮説を今後調べてみようと思う(笑)

 

 ちなみに野球だと5分も会話すれば、だいたいポジションを当てられる(笑)