オリンピックをほとんど観ることなく終わりそうだったのだけど、最終日だけTVを観ることができた。
ホントにタマタマ自転車競技の日で、我らが競輪 脇本雄太選手の登場 さらに新田祐大選手の登場であった。
いや~、脇本選手 ケイリンで7位でありました。
予選では先行して逃げ切っておりましたが、世界には凄いのがウジャウジャいるんですな~(汗)
ケイリン決勝のイギリスのケニー選手が、一気にカマシ逃げというか、そのまんま逃げ切っちゃうんだから、これが勝ちたい人同士の思惑が交錯する競技の面白いところですね。
もちろん、恐ろしい強さですけども。
金メダルがかかる場面でそれができるのか~!と。
それにしても、日本発祥のケイリンが、これだけ海外の選手に受け入れられていることがとても嬉しい。確かにおもしろいですから。
なんとなく応援している気持ちとして、
「普段、賭け事として低く見られているから、ここで目にものを見せてやってくれ~」などと、虐げられている側になったような気分で我らが代表を応援している気分になっている自分が面白い。
しかし、新田残念、「世界の中野さん」の解説いわく、勝負どころで内に差し込んで敗退・・・・
お~い新田よ~、いつもの競輪の時と一緒じゃないか頼むよ~(汗)
などと思いながらふと思う。
「こんなに日常の活動から見ていた選手をオリンピックで応援することもなかったなと(笑)」
先頭誘導員が坂本勉さんだったりするのを理解できる自分がなんだか嬉しい(笑)
その流れで応援していた自転車女子のオムニアムで梶原悠未選手を応援。
これまた、陸上の十種競技みたいなものといえばいいのでしょうか、4種目の自転車競技の総合得点で競うというやつ。
それぞれの種目で、それぞれの駆け引きと味わいがあり、よくま~色々と面白い競い方を考えるものだな~と楽しく観戦していました。
自転車競技の「どこまでチカラを温存し、どこでどれくらいチカラを使うか?」という妙味というのは知るほどに面白いですね。
『温存』するのも度胸がいりますね。
これって勝負事の重要なポイントなんじゃないかな。
これの凄みを知ると色々と面白いのではないでしょうか。
考えたら「温存」って面白い言葉だな。
チカラを溜めているつもりが冷えちゃったら温存にならない・・・
なんて、ちょっとうまいこと言おうとしすぎですね(笑)
なんだか人生につながるような・・・などというと大げさか(笑)
周回ごとにビリの人が除外されていき、どこまで残れるか?を競う「エリミネーション」は私も野球の指導の場面で練習最後のメニューの走り込みでやってみたことがありますが、これはこれでけっこう面白かったりします。
梶原選手が、最後のポイントレースで落車してしまい、ユニフォームが破れている状態で、再び走りだした姿に涙が出てしまいました。
この日しか見ていないオリンピックでしたが、男子マラソンも見たし、世界には頑張っている人が沢山いるんだな~と感じさせてもらえる一日になりました。
色々とすったもんだのオリンピックではありましたが、逆に色々と学びの多い大会だったんじゃないかと思いました。
スポーツの価値観もひっくり返った部分が沢山あるんじゃないかなと。
ちょっと今までがおかしかったんじゃないのと・・・
スポーツの価値ってそこじゃなかったんじゃないか?
なんてことに気付く人が増えて、なんだか良くなるような気がしてます。