認知症に関するテレビ番組の一コマ
右は蛭子さん。認知症を公表している。
左は18年もの長い期間、寄り添っているマネージャーさん。
でも残念ながら、蛭子さんはこのマネージャーさんの名前を思い出すことができなくなってしまっている。
ところが
名前を覚えられていないマネージャーさんが、「桐生?」と尋ねると
間髪いれずに
「順平!(じゅんぺい)」と即答(笑)
そう蛭子さんといえば競艇である。ボートレーサーの名前は忘れていないというのが面白い。
「毒島?」と尋ねると
「誠(まこと)」とこれまた即答(笑)
18年寄り添ったマネージャーは、「桐生さんを嫉妬しますよ」と笑っていたけど、このマネージャーさんも優しいステキな人だなあと思わせられる番組でした。
蛭子さんは競艇(ボート)だけども、ワタシの場合は競輪ということになる、とても共感できた。
歳をとると人の名前が思い出せないとよくいうが、その例にもれず、ワタシも物忘れが激しくなってきた。名前も思い出せない・・・のだけども・・・
競輪選手の名前は鮮明に思い出せるのである(笑)
試しに何人くらい出せるかと思って書き出していたのだけど、300人は簡単に出せた。
じっくりやれば500人は書く自信はある。なんなら出身や戦法だって思い出せる。名前を言われれば顔やレースを思い出せるのは3000人以上はいる。
こういうのは認知症になっても消えないということだろうか。
芸能人の名前はずいぶんと忘れている。
やっぱり、熱量の違いだろうか(笑)
こういう記憶は役に立つのだろうか、役に立たないまでも、せめて『無いよりはあったほうがいい』くらいの効果があると嬉しいのだけども。
『認知症になっても笑顔ですごすため』の蛭子さんの流儀。
好きなことのひとつとして漫画を描いていたのだけど、認知症になるとずいぶんと絵も変わるものだ。
それでも好きなことがあるというだけいいのかもしれない。
字幕には出なかったが、「悩んだときはどうしたらいいですか?」と蛭子さんに尋ねたら
「う~ん、悩みは人に言えないから 死んだフリしたほうがいいんじゃないか」
という回答はなんだか一つの名回答な気がした。
認知症じゃなくても、「死んだフリ」って重要なスキルかもしれない。
動物やら昆虫でも「死んだフリ」ってあったような。
そういや、自分でもけっこう死んだフリしてるな(笑)
ホントに死んだらダメだけど、「こりゃどうにもならん」って時もありますものね。
この番組では認知症の状態はどういうことか?というのをやっていたけども、周囲の会話が色々と聞こえてきてしまって、どれが自分にとって必要な会話なのかの選択ができず、肝心の会話している相手とのコミュニケーションが疎かになってしまうということがあるらしい。
教室などで、周囲のみんながおしゃべりしている中で、自分の話し相手と会話が成立しているというのは、実はとんでもない能力なのだという。
話は変わって、
ようやくコロナも「こういうものか」というのが落ち着いてきたということで、かつてやっていた運動教室「ここトレ」をやってみようか。ということになってきた。
この教室は認知症予防や改善の意味合いも大きい。
コロナ騒動で止まってしまったのが3年前ってことになるのかな。
あの時に1年生だった学生が4年生ということで、スタッフが断絶してしまい、ちょっと苦しいのだけども、また自分の中でも意味を捉えなおしてやっていければなと思います。
なるべく自分でやるように心がけて、手伝ってくれる人がいたらありがたい。
という気持ちでやってみようかと。
そもそも参加してくれる住人さんはいるのか?という問題があるけども、
「小さく小さく」やっていこうかと(笑)
「以前よりつまらない」だの「期待外れ」なんていわれそうだけども、まぁその時は「死んだフリ」でやり過ごしたいと思います(笑)
まぁ、それを言うのは学生ですけども(汗)「イメージしていたのと違う」なんて。
3年前の様子
エライ密ですな~(汗)
「青春は密だ」と甲子園優勝監督の名言がありましたが、運動教室も密なもんで(汗)
さてどうなりますやら。