現場で使えるスポーツテーピング紹介の一コマ
視聴覚器材のそろった教室で行うセミナーは素晴らしいですな~
手元がよく見える。
私の勤務する関西医療大学のヘルスプロモーション整復学科(柔道整復師)で、ゲストを招いての特別講義を行いました。
将来を考える「キャリア教育」の一環の企画で、私が企画運営をやりました。
5月に同じ趣旨で企画をやっているのですが、そこの評判がよく嬉しい反面、かなり次へのハードルが上がっておりました(汗)
今回は前回に東京からZOOM参加だった平瀬さんの一人舞台としました。
平瀬さんは現在、早稲田大学の大学院に通いながら、柔道整復師としてスポーツ医科学クリニックの「リコンディショニング部門」に勤務しています。
以下は前回の様子
私は前説とまとめで登場させてもらいました。
より充実したセミナーにするために、観客の席の配置から映像の見せ方、紹介の仕方など色々と工夫しました。
講師を務めてくれた平瀬さんは、このブログにたびたび登場するデシ学生ですが、だからこそできた部分が沢山ありました。
事前に2時間ほどの長電話作戦会議を3回くらいやっています(笑)
話題の構成からギャグの順番まで練りました(笑)
これは、長年の付き合いがないとできません(あってもできないかな 笑)
絶対に失敗できない事情がありますのでそこまでやりました。
それができる講師を呼んだともいえます。
私の役割は教室の「空気感」を作ることでした。
やはり「ピシッ!」として程よく心地よい緊張感は重要だと思います。
イヤな役割ではありますが(汗)
平瀬さんにやってもらった、いくつかのセミナー心得
〇さっさと、具体的なお土産を持たせる。
つまり、やってみたくなるようなネタ(用語やテクニック)を出し、「お~まだ最初なのにもうこんないいネタをくれるとは、この先も楽しみだ!」と期待させる効果がある。いわゆる「つかみ」
〇具体的な固有名詞を織り交ぜる(地名や学校・企業や人の名前)
話に具体的な体温が出てくる。ここだけの話を聞けているような充実感がある。
〇観客の回答を待ちすぎない。
回答が出ず、変な空気になるリスクが高い。またもし回答があったときには、例え変な回答だったとしても対応しないと気まずい空気になる。計画が狂う。
〇絶対に入れたいネタを出す時間帯を決めておく。
ステージ手前の下に置いてある黒いのはデジタイマーで演者からは残り時間が見えるようになっています。
この時は残り20分で国家試験対策の話を絶対にやって欲しかったので、そこまでのカウントダウンをしてあります。
ちなみに上の写真のスライドは「楽しく仕事をするため」のコミュニケーションの技術として「わざわざ報告する」ということを説明していました。
なにかというと、「あのあと患者さんが喜んでいました」とか、「気持ちよく挨拶してもらえました」など見えないところで良かったことを報告するようにすると、人間関係が良くなるよ。というアドバイスでした。
大きな名言だったと思います。
この「えっ?どういうこと?」というワードにして、
解説して「あ~そういうことか~」となるようにもっていくのがミソかと。
ちなみに私の場合はこれを「逆チクリ」と呼んでいます(笑)
けっこういい空気感でした。やっぱり学生からしてみりゃ、ネタが多くて普段の勉強が実際にどうやって使われているのかがわかるほうが楽しいですものね。
それにしても平瀬さんのネタを聴いていたら、早稲田に行って物怖じして小さくなっているかと思いきや、むしろ反対でノビノビイキイキとしています。大したもんで。
しかし、またハードルが上がったぞこりゃ。
次回は誰に頼んだらいいやら。