kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

指導の違い

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投手指導専門のようになっている私ですが、たまに要望があればバッティングを指導することもあります。(なるべく封印してますが)


 写真は11月の上旬に日本選手権に出場した七十七銀行秋山選手(青い人)と大野選手(バット持たずに球持ってる人)を指導している時のものです。


 この二人は彼らの中学時代に私がコーチをしていたという縁でつながっている。(ということはもう10年以上の付き合いか・・・)


うちの学生は、私がバッティングを指導すると、


「えっ?組長ってバッティングも指導できるんですか?」


と不思議そうな顔をする(笑)


いつもピッチングを指導してばかりですから。


 今更誰も聞いてくれないのだが、私は元々は野手であり捕手であった。


もっと言えば、少年野球時代は打撃に自信を持っていた。


打撃フォームの目標としては当時、吉村選手と落合選手を掛け合わせて試行錯誤していた思い出がある。


 それがなぜピッチング指導の専門みたいなってしまったかというと、中学1年の時に私のスイングを見た当時の監督が、


「お前はナカナカいいスイングをしているな!明日からキャッチャーやれ!」


などと特に私の意志も尊重されることなくポジションを決められた上に、


「いいキャッチャーはいいピッチャーを育てるものだ!」


などと言われ投手の専門書を渡された私はカリスマ監督からの指令に疑うことなく投手の勉強をしたところから始まっている。


(当時の私は人の言うことを素直に聞いたものなのでした 今はその反動が・・・)


 そういうワケで、私の投手論ははじめから「自分がやるための理論」というわけではなく


「他人に指導するための理論」だったのである。


 というワケで投手指導に関しては「伝わってこそ仕事したことになる」感覚であった。


後々のことを考えるとこの時に真剣に考えた始めたわけだから投手指導のキャリアはもう24年ということになる。


そりゃあそれなりに指導できるようになってるわけです(笑)


 一方で打撃理論に関しては「自分がやるために考えたもの」なので、


極端にいえば「俺が分かればいい」なのである。


だから、どうしても感性に訴えるような指導になりやすい。


擬音の連発になる(笑)


学生もその辺は感じているらしく、投手を指導している時と打者を指導している時では雰囲気が違うらしい(笑)


打者指導の時のほうが地がでるのかもしれない(笑)


言葉づかいも汚くなっているかもしれない(笑)


 秋山選手や大野選手は細かい理屈を教わりに来ているというよりは私とのやりとりをしに来ているのかもしれない。


まぁそれが楽しいんですが・・・


じゃあその成果は・・・


秋山選手は「初代組員としてやってきまっせ~」と鼻息あらく学生に誓っていたが、


試合では、教えた通りのきれいな素振りを見せてくれた(泣)


素振りは家に帰ってしてくれたらいいのに・・・(笑)


 さて、最近は打撃について少々思うところがありいずれ整理したらネタにしたいと思う。


 今シーズンはM投手を贔屓していたおかげで、各チームの打線を対戦相手として観戦していた。


 ふと気付いたことがある。


例えば巨人打線、長野、坂本、阿部、高橋 などのレギュラースター選手は皆、打ち方がバラバラに見えるほど個性的である。


 それに対して、たまに2軍からチャンスを与えられて打席に立つ選手は皆同じ打ち方をしているように見える・・・


そしてボチボチとやって消えていく。


これはどういうことだろうか? 


 坂本の打ち方なんて絶対に小学生に教えないだろう。


でも、ここ一番や皆が打たない時の坂本選手の打撃は光っている。


私はここに根本的なヒントがある気がしていている。


 秋山選手が爆発したら偉そうに述べようと思ったが、


秋なのに大型扇風機と化していたので自粛します(野球的ヤジです 笑)