「小林さんにお前も勉強に行ってこい!と言われたんですけど、行かせてもらっていいですかね?」
ということで、やってきたのは兵庫県の某強豪高校野球部コーチのI野さん(写真右)であった。
I野さんは、東海大学時代は野球部の投手として鳴らし、大学でコーチ経験を積んだ後に母校に帰り、現在は教員をしながらコーチを務めている。
選手を指導していく中での幅を広げる重要性を認識し、やってきた。
スクワット、デッドリフトといった重要種目のチェックをしてほしいということで自身の見本が合っているかどうか見てほしいという要望から始まり、100人を超える部員に対してどのように効果的にトレーニングを進めていくか?なんていうような現場型議論に花が咲いた。
写真は、ペアで道具を使わないで行う補強運動の実践をしているところである。
こういった補強運動はバランストレーニングにもなり単純な筋トレとはまた違った効果がある。
見本要員として呼び出されたF野くんは、I野さんを見た瞬間に瞳孔が開いていた。
I野さんは自分の高校時代のコーチであったからだ(笑)
私の前とはまったく違う姿勢で真剣に取り組んでいた。
後に実習が控えていたので上手く立ち去ることができたのがせめてもの救いであった(笑)
I野さんの高校は泣く子も黙る伝統高校ではあるが、I野さん自身は危機感を感じこうして学ぶ姿勢を持っている。
この姿勢は私自身が見習わなければならないと反省する。
トレーニングの話のあとは、私のピッチング指導方法を体験していただいた。
「プロが来て何をやっているのか?」
そんなあたりを体験してもらった。
例によってI野さんの球が速くなった(笑)
「もうちょっと早く教えてくれれば・・・」とはI野さん(笑)
I野さんのもとには可能性のある選手が沢山いるので、私のネタでも何か活用してもらえれば嬉しいと思う。
「こうして外の空気に触れる機会がホントに貴重です!」
と喜んでくれたI野さん。
いやいやお礼を言うのは私のほうです
「自分のやってることって喜ばれるのか?」
と段々不安になってくるので、こうして外の人に来てもらってどんな反応をしてもらえるのかを知れることも私にとって貴重な機会です。
助手をつとめたミゾバタくんも、練習試合をいつか組んでもらえたらとドキドキしてお願いしてみたりして・・・・
こんな出会いも10年経ったら面白いことになっているかもしれません(笑)
この企画の間をとりもった卒業生のT田さんのメンツもなんとか保ててよかったです。