この時期の練習といえば、やはり「アニマルもの」トレーニングですな~
というように、動物になぞらえた動きのトレーニングでございます。
知らない人にとっては「アザラシってなんやねん?」などと思うでしょうが、
冬の時期(特に休みに入っても)でも休まずに野球をやるような野球部出身の方でしたらどれも
「あ~あれか~、俺はアザラシが苦手だったな~」
などとしみじみと思い出すのではないでしょうか?(笑)
ちなみにワタシは蜘蛛(くも)は、全くの苦手種目でありましたが、
アヒルになるとスーパースターでありました
この手のトレーニングでは、景気つけにチームを作ってリレーをするというのもよくあるのでございます。
そのチーム分けも、そこは野球ですから当然、
ドラフト会議形式で行います(笑)
「どの種目は誰が強い、どの種目は誰が弱い」
などを考慮しながら一喜一憂してチーム分けをするのも楽しい時間であります。
基本的には軽量で持久力に優れたメンバーを獲っておけば、大連敗は避けられるものであります(笑)
まぁ、それでも
「アイツはあれは強い」などと
ストロングポイントがある選手はいいのですが、
「アイツは何をやらせてもダメだ」
という選手も当然いて、
特に、太っていたりすると、おんぶなどの担ぐ系の種目になった時に大変に不利になることから敬遠されがちになります。
基本的に太っているとパワーはあっても持久力が劣ることが多いので嫌われます。
競争の時にパワー系種目って少ないもので(笑)
最後はそういった選手の
引き取り先のなすりつけあいになるという状況も多発するわけでありまして、
これは当事者としてみるとツライものもありますし、保護者の皆さんの前でとても見せられる状況ではございませんが、貴重な精神鍛錬といえなくもありません。
だから野球部の補欠は社会に出てから逞しいともいえます。
(カス扱いされることになれております 笑)
まぁ、あんまりヒドイ場合には
指導者が考慮しなければならない場合もありますから注意が必要です。
選手任せは(特に小・中あたり)残酷な状況になる場合があります。
面白いもんで、そこで、
せめて声を出すとか、面白い事を言うとか、可愛らしい顔してるとか、
「なんとか役に立とう」と考える選手は意外に拾われます(笑)
こういうのはチームのムードも大切であります。
これも社会で重要なのだと思われます。
基本的には、こういうことでイチイチいじけていては野球部は務まりません(笑)
別の場面で見返せばいいわけでございます。
それから・・・
野球はヘタクソなくせにこういう時にはガゼン、力を発揮する選手もおります(笑)
要するに『そういう人材を活用しようじゃないか!』
というのがスポーツ庁のやりたいことなわけであります(笑)
こういうことから
「人にはそれぞれ個性がある」
ということを学んでいるという
自覚などはもちろんありません(笑)
自分のこと(負けたチームへの罰ゲーム回避)しか考えておりません。
さて・・・
こんなトレーニングも定番ですが・・・
実はこの時期にできることは、
個別のスキル(技術)につながる体力トレでありまして・・・
特に、捕手はシーズン中の練習では個人トレーニングをしにくいポジションであります。
逆に投手は個人トレーニングし放題という・・・
捕手出身の指導者はもちろん沢山いますが、
捕手だけの面倒をみれる時期というのはこの時期しかありません。
それから捕手の知識(ドリルなど)を持っている指導者って意外に少ないかもしれません。
通常の野球練習だと捕手はほとんど指示係であるとか、投手の球を受けるなど、文字通り「受け身」のメニューになってしまいます。
この練習は、グラウンドにまき散らしたボールをバント処理の形で拾ってネットスローをするやり方で、体力トレーニングおよび股関節エクササイズでもあり、技術練習でもあるという優れものでありまして、練習メニューを考えるうえでとても大事な効率も非常に高い方法です。
バント処理の形で捕ります。捕手の扱うバント処理の打球は基本的に「死に球」ですのでこうして止まったボールの練習も重要です。
注意点は「必ず左端のボールから処理していく」ということです。
(左投げの人は右端から)
理由は「ボールを踏まないようにする」ためです。
野球練習の基本中の基本の注意事項として、
「足下にボールを落としておかない」ということがありますが、それは「踏まないため」です。
ボールを踏んだことで起きる捻挫は靭帯断裂などの重症になることが多いのでくれぐれも気をつけてください。
ボールが足下に散らかっていても平気でプレーをしている人は
「あ~あんまりちゃんとした野球をしてこなかった人だな~」
と見られますので、野球以外の種目をやっていたけど野球に関わることになった場合には覚えておくといいと思います。
あとは、
バットを地面に寝かして転がしておくのも気にする人は気にするということも追記しておきます。
必ず、どこかに立て掛けるかしましょう。
「バットは刀だぞ!」と言った監督をワタシは知っております。
キャッチャーのバント処理って意外にミスが多いものです。
股関節を使って低い姿勢のままでスローイングにつなげるような動きが必要になってきます。すぐに立ち上がるような動きだと、自分は前に行きたがる中で、ボールは死んでいるので取り損ねるからです。
こんな風に捕手の一つのスキルについてやってられるのはこの時期だけでもあるし、指導できる人間が居る時にやっておかないとやらないものです。
この日は写真はありませんが、捕手のスローイングをやりました。
捕手のドリルもけっこう専門性が高いでございます。
ただ、専門性が高すぎて、学生なり卒業生がちっとも興味を持たないという・・・
キャッチャーだったみたいな顔と体格してるクセして・・・
卒業生と野球の話で一席もうけることができる日はいつ来るのでしょうか・・・
野球のトレーナーをしたい人は捕手の指導方法を研究しておくのもねらい目かもよ(笑)
キャッチャーが一人しかいないので投手も混ぜてやりました。こういう中から連帯感が生まれることもあります。(うまれないこともあります)
約100球を3人で消化していってますが、持久力アップのトレーニングになっています。
必ず座るところからスタートしてますのでけっこうしんどいです。
あとはウエイトトレーニング
学生のヒラバヤシくんにシノミヤくんが、いい追い込み方をしております(笑)
やっぱり、近くで励ます人がいると力の入り方も変わります。
今年の捕手です・・・・
なかなかいい顔をしております(笑)
成果が出ますよ~に