健康運動実践指導者の講師をする。
受講者は約70名
介護士さんやら看護師さんやら、割と有名企業の方なんかもいて、
なにやら社会の状況は変わっているようだというのが伝わってきます。
要するに、「実際にやるから資格取って来い」という状況があるということです。
学生さんは、単に資格の数を増やす意識ではなく、
「自分には何ができるか?」
「いきなり振られて指導できるか?人を集められるか?リピーターになってもらえるか?」
なんてことを真剣に考えておいたら学生生活変わるぞ。
ワタシの場合、受講している人が
「資格だけ取れりゃいいんだから、余計なことはいりません」
という感じだと、
全くチカラを発揮できませんが、(学生に多い)
「実際にやる必要があるので」という人が相手だとガゼン噛み合ってきます(笑)
実際にやっている話、工夫している話、
失敗した話、悩みどころ、などなど、
自分の経験を話すことが喜ばれるので、
「こういう失敗したので気をつけてください」
なんて話でも皆さん一生懸命にメモしてくれました。
プレゼンのテクニック的なものはもちろんあります(笑)
特にアサイチの9時からの授業でしたから、
教科書棒読みだったら皆さん苦痛で仕方ないかと・・・
写真は、最初に説明しているワタシの「健康教室」の動画説明です。
野球を活かしておりますという説明で、
高齢者でも打てるようになるバッティングの指導理論を説明しました。
最初に、「これは持ち帰って使える」というネタを出すというのはプレゼンの一つの技術です。
「一番最初に、こんなネタを出すならこの後の話もさぞかし面白いのではないか?」と期待させる構成であります(笑)
なんなら競輪の話までしております。
「ワタシ・・・こう見えてけっこう賭け事が好きでして・・・」
なんて話から競輪場でのエピソードをお話してます。
それは、奈良競輪場での出来事でした。
あるレースの終了直後、ワタシはハズレでガッカリしていたら、
ワタシの目の前を
ジイさんが小走りで嬉しそうに払い戻しに向かって駆け抜けていきました。
「チキショ~ あのジイサン当たりやがったな 妬まし~」
などと思っていたら、そのジイサンが走ってきた方向から、別のジイさんが
「お~い!杖忘れてるよ杖!」
と呼んでゲラゲラ笑っておりました。
それを見てワタシは
「あ~やっぱり自分で動きたくなるようなことがあれば人間動くもんだな~杖忘れて走ってしまうんだな~これが大事なんだな~」
・・・と思い、
動きたくなるような設定が大事なんじゃないかと思ったのです。
・・・というエピソードを紹介すると皆さん笑いながらも、
「確かにな~」と納得してくれます。
・・・で、バット持っていて球が飛んできたら
『打ちたい』となるじゃないですか、だから野球やってます。
皆さんも、何かご自分の得意なフィールドに持ち込んで動きたくなるのができたらいいですよね。
あと一番は、皆さんがやっていて面白いものがいいんじゃないでしょうか?
なんていうツカミで30分ほどかけてしまった(笑)
ちなみにワタシの担当はレジスタンス運動(筋トレ)でありました。
実技指導も行いました。
なんか、変な団体みたい(笑)
試験ノルマの運動ではありませんが、
「こんなものありまっせ~ 現場で使えますよ~」
なんて感じでスクワットと肩甲骨周辺のエクササイズを紹介しました。
「こんなのもいいですよ~」とベアウォーク(熊歩き)
これやると、スクワットの時に股関節の収まりが良くなります。
・・・と、
みんなで実施したあとでスクワットをやってもらう。
みなさん、その効果に
「お~っ!」っと、
深夜の通販番組のような反応で(笑)
あんまりブラボーみたいな顔するので怖くなって
「あっ、これはこの前のNHKの『趣味どき』でやってたネタですので 笑」
などと、一応落とす (笑)
さて、ここではもう一つ、ワタシはうちの学生を助手として連れて行く。
皆さんに動画を撮影されている中で、見本のモデルを行う2名
これはナカナカのプレッシャーですが、よくぞやってくれました。
こりゃ度胸つきます(笑)
ちゃんと準備して取り組んでくれました。
こういう学生にはどんどん経験を積んでもらいたいと思います。
終了後、名刺をもらいに来てくれた人が10人位いて、
熱心なメールを頂いたりしました。
皆さん、それぞれの現場でいかに楽しく運動を行うかということに苦心していて、
そこにワタシの話がうまいことハマったようでヨカッタです。
「やりたかったことが明確になった」という感想をいただけました。
「ぜひ、運動教室を見学させてください」と、
ちゃんと名の通ったフィットネスクラブやら施設の人からも希望をいただきました。
ありがたい。 伝わってヨカッタ。
ちょっと、仕事ができた気分でホッとしました。
頭も体も使ってけっこう疲れたけど、気持ちいい疲れでした。