昨日、彼から電話が来た!
「ど~も~!あの二人は元気ですか!」
声の主は末續慎吾選手だった!(写真左)
実は以前、うちの学生の「どんなトレーナ-になったら良いのか?」という人生相談に真剣に乗ってくれた
その二人を案じてくれていた。ホントにありがたい。
一流のアスリートは常に悩んでいる!ただそれを表に出すか出さないかの違いなのだ!
だから真剣に道を切り開こうと悩んでいる学生の話には、自分の事のように親身に話をしてくれた。その辺の心を学生には感じて欲しい!
「ブログに出しても大丈夫?」
との私の心配に
「会社に確認もしましたし、、お世話になってる人のですからいいですよ~」と泣かせるセリフを言ってくれた。
彼の大学院時代、
「修士論文作成」と「世界と戦うトップレベルのスケジュール」いうハードな状況の中、私はお手伝いをさせていただいた。
研究室で徹夜作業(仮眠は床で)した朝になると、またトレーニングに参加し、「いや~今日は気絶した~」と明るく話をしてくれた彼の姿には「日本の陸上界を引っ張っている」という強烈なプライドが「研究(勉強)」も「トレーニング」も妥協することを許さないのだと感じた。
妥協しまくっている私の生活が恥ずかしくなったことを鮮明に覚えている。
常に周囲の目にさらされ、無理難題を期待されるも笑顔を絶やさない彼が言っていた一言、
「俺が暗くなったら、陸上ってそういうもんなんだ~って思われちゃいますから」
そんなところが、人を引き付けているのだと思う。
先の北京五輪では、自身は最低の調子ながらこれまでに積み上げてきた、確かな実力と強い責任感でバトンをリレーし見事に銅メダルを獲得!
レース後のインタビュー
「これまでの先輩達が無理と言われてきた挑戦を積み上げてきてくれたおかげです」
これには泣けました。
こんなこと私なら言えない、「私がやりました~!」とエゴ丸出ししてしまいそうです
この食事会のとき、
「こんなにいい学生さんがいる大学なら今度行きますよ~授業に乱入しましょうか」と言ってくれた。
実現したらいいな~
現在、彼は競技をひとまず休憩し、「できる男」を目指し、これまでできなかった色々な人の話を聞く時間に充てている。
慎吾ちゃん、このブログの住人はみな深いぞ!君に紹介したい人ばかりだ!
コメント待ってるぜ