小学生の足のケアをする柔道整復師の図
私は個人的にこういう図が大好きであります。
ピリピリすることなく、他の小学生もなんとなく安心して居やすい空気感。
本音でいえば、
『トップアスリートの現場だからピリピリしてます』みたいなのは嫌いです。
私が最初に赴任してきたときの学生さんの一人。
学生の当時から「気は優しくて力持ち」タイプのナイスガイ。
ということは、彼が学生当時に一緒に野球の指導にも行った学生。
卒業して、接骨院で修業を積んでから大学に帰ってきてくれた。
私が頼りにしている柔道整復師。
年度末の土日 東大阪で行われた小学生のミニバスケットボールの救護サポートにいく。
地域の交流大会のようです。
写真右は学生の山本くん。左は中西先生
本業は野球(大塚高校野球部学生コーチ)で、私のもとに来てくれているのですが、ミニバスケのトレーニングコーチもやっています。
そんな彼から、「手作り大会の救護をするような方法はないでしょうか?」と相談をうけた。
というわけで、職場の柔道整復師の中西先生に相談、快諾してもらう。
まぁ、そこは野球界の上下関係も当然ある(笑)
彼の強みは、どんな人が来てもとりあえず、不機嫌になったり固まったりせずに「何かする」というところだ。
いわゆる強気なピリピリしたオーラはないが、色でいえばオレンジというか、温かい受け入れ方ができる。
おかげで、関係ない子どももリラックスして寄ってくる(笑)
ついでに保護者の方の施術まで。
これが大好評。
トレーナーで行っているのだから「腰痛・肩コリ」の相談なんて受けたくないとなりがちなのだけど、「はいよ~やりまっせ~」と取り合えず、何かしらの施術をできるのが中西先生。
一見、適当に思うかもしないが、これをやるためには、自分の中で色々なバリエーションを持っておく必要がある。
こういうのを人によっては「いいかげんなこと(悪い意味)をやって」と取るかもしれないが、私は『高度な対応力』とみる。
「そんなことはやりません」と、実に立派な発想の人は「初の現場」には向かない。
あんまりキッチリやりすぎると、「なんか怖い」のほうが優先されて、敬られて遠ざけられる(これを敬遠されるという)
ベテランコーチの実に大きなケガの相談まで(笑)
こういうところから、がっちりハートを掴めたら信頼が増します。
ここまで中西先生のことを褒めてるけど、
私は施術のことはわからないので、彼の腕前がどうなのかは実をいうと判断がつかない。
だから彼のやっていることを見て、「俺のほうが上だ」と思う治療家は沢山いるかもしれない。
ただもうその辺は私にしてみればどうでもよくて、頼みやすい人に頼めばいいと思っている。
「その頼みやすい人ってなかなか居ないんですよ」
と思われる人も多いのではないかと思います。
そらそうですよ、問題はその頼みやすい人をどうやって確保しているかが一番重要なのですから。
だから、私は自分が頼みたくなる人を育てたいと思って、これまでやってきたのですけど、今回は「あ~やってきてよかったな」と思えた現場となりました。
同じく快諾して来てくれた織田先生
この先生も実にありがたい。子ども好きなため、その雰囲気がにじみ出ている。
ちなみに中西先生の施術を受けて「改めてじっくり施術を受けたい」という人が沢山いた。東大阪はけっこう遠いのだけど、それでも来てくれそうな勢いでした。
これで中西先生が東大阪にいたら大繁盛だろうな。
ようは、別にギラギラしなくたって十分に食っていける職業なんですよね。
世の中、予約だのアポイントとれだのが流行りだけど、だからこそ飛び込みへの対応力の価値があがってますね~