kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

釣りに行く条件

http://sports.geocities.jp/healthatpt/_gl_images_/DSC01313.JPG

_箸ら飛び出したくなったとき  何もかもイヤになったとき  いっさいがっさいが苦痛に感じられるようになったとき  た箸硫鵑蠅里垢戮討バラバラに分解するような気持ちになったとき  ・・・・・ (開高健 「風に訊け ザラスト」集英社文庫


そんなに深刻な思いはないけども、D輔先生に誘われて船釣り企画に参加した


多奈川小島漁港にある本学のY先生の実家の釣り舟屋をチャータした!


天候にも恵まれ、釣果は上々だった!型のいいアジにタイにカサゴメバル、アナゴ、キス、イシモチ、オコゼにトラギスと参加者がそれなりに釣果をあげて和気あいあいと楽しかった!


しかし、苦難も無かったわけではない。前日に大量に食べた自作「豚の角煮」の脂でもたれた胃腸と、血が騒いでほとんど眠れなかった睡眠不足のおかげで強烈な船酔いに見舞われた


人間の時間感覚はつくづく気持ちによって「おおきくブレる」ことを実感した。


出船早々に船酔いに見舞われ、あっさり戦意喪失しているときの心境たるや、「早く帰りて~、今何時?ウワッ!まだ1時間もたってないよ、みんなピンピンしてるのに俺だけ船酔いじゃカッコ悪いな~、時間が経つの遅いな~」ってなもんでした。(D輔先生スイマセン)


しかし、ゲンキンなもんで飴なめて、なんとか復活し、魚が釣れ出したら「うぉ~楽しい!時間は?え~!あと1時間しかないの~夜までやろうよ~」というような気持ちに変わっていた。この辺が人の心理の面白いところだ。


人の気持ちは状況(体調)によってブレる。これがわかっていれば、他人に優しくなれるかもしれない。


みんな元気なのだと思ってふと後ろを見たら、入試広報課の桜〇さんがさりげなくビニール袋にリバースしてた 平気なような顔してたが、実はかなりキテたらしい。騒ぎ立てないところが男らしい。私なんぞは、すぐに周囲に「つらいんです」アピールしてしまう・・情けない


この日、みんなが満足する釣果を得ることができたのは、なんと言っても船頭さんの俊敏な判断と立ち回りだ!


釣り師がどんなに能書きを言ったところで、魚がいなければ釣れない!まずは魚がいるところに行かねばならない!水深50Mの世界を魚探を駆使して探し当てなければならない。しかも、客が釣りする時間も確保せねばいけないから時間も無駄にはできない。


そしてここが肝心、魚がいても、餌を食わなければ釣れない!


先ほど、「立ち回り」と表現したが、「この場所を動かない!」という判断も立ち回ることの一つなのだ!


この日、船頭さんは釣れていない場所なのにもかかわらず、同じ場所で我々に釣りをさせた!「釣れないから別の場所行きましょうよ~」という気持ちが客に起きる。リーダーの最大の見せ場だ!


「魚はいる!潮が動けば、絶対に来る(釣れる)から動いちゃいけないここは我慢だ!」 


その時は突然来た!それまで全くアタリすらなかったのに、船中入れ食いだ!


「動くべきか?動かないべきか?」人生に共通するテーマだ!(パチンコも)


いつも世話になっている竹田・藤田に魚をあげることができた!ヨカッタ!船頭さんありがとうございます!