kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

基本≒奥義?

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前回のネタでは、野球人学生にエールを送ったつもりだ。私がなぜ10年以上続けていることに価値があると言うかと言えば、「基本」のありがたみを実体験として持っているからだ。その感覚は医療技術をつける時にも必ず役に立つと確信している。


「野球でもあれだけ基本が大切だったんだから、医療技術だって同じはずだ!」という感覚だ!


中途半端な経験者はこれが無い!


 野球って、「振ったら当たった」みたいなマグレもあってそれはそれで面白さの一つだが、やっぱり長くやるほど、基本の重要性を痛感する。打撃で言えば「よく見て打つ!」そして、素振り!良くなったと思ったら、スランプになりまた基本に戻る・・・基本とはありがたきものなり


しかし、プロ選手による野球教室なんかでアドバイスとして「よく見て打て!」なんて言われた日には、「そんなのうちの父ちゃんコーチでも言ってるよ、何かもうちょっと面白いの無いの?それでもプロかよ?」なんて気持ちになってあんまり真剣に聞けないものである。(よく「見る」の「見る具合」が違う!の意味がわかってない)


 私は3年前まで神奈川県で主に中学生を指導していた。中学生くらいになると、いっちょ前に野球理論なんてのを語りだすものだ。そこでは「プロはこんな練習してるらしいぜ~」なんて言って、テレビで取り上げられるような「ちょっと変わったやり方」を知っていることが優越感だったりする。それはマスコミがニュースになりそうな練習を取り上げているだけで、その裏ではニュースにならないような誰でも知ってる地味な基本練習が、とんでもない量を繰り返されているという事実も知らずに・・・


私の後輩の巨人でプレーしていた選手から聞いたティー打撃は、素振りと実打を交互に繰り返すやり方であったが、1セットが約120球で、素振りも合わせて240スイング。私は1セットで手がボロボロであった。「これ、若手は毎日10セットが基本ですよ」と当たり前のように言っていた。「とにかく数振る」これが基本らしい。これがプロってことなんだな・・身にしみた


さて、この基本の重要性をなんとかテクニックに走りたがる中学生に伝える良い方法は無いものか・・・私は考えた。なにせ野球でいう基本練習と言えば、素振りやゴロの素手捕りの反復であり、肉体的、精神的苦痛を伴うような練習ばかりである。(効果はあったんだけども)


 基本練習=キツイ、地味、つまらない、モテそうにないというイメージを明るくするために、「そもそも基本ってナンダ?」と考えてみた。マジメに考えようとしたら途端に難しくなった。


だって「ここだけは外しちゃイカンゾ!」ってポイントですよね・・・・


でも待てよ、逆に言えば、「ここさえ押さえておけば後はお前の自由にやっていいぞ!」ってポイントとも言えなくないか?今まで「基本通りにやれ!」って言われて何だか押し付けがましかったけど、この発想ならむしろ自由を与えられてるような気分にならないだろうかと・・・これって、「奥義」なんじゃないの?私は北斗の拳の大ファンだ!「これは奥義だ!」なんて言われた練習だったら元気が出そうだ!


これを閃いた時、私は早く中学生に説明したくてウズウズしていた・・・・が


中学生には不発でした・・・・だって連載終わって年月経ってますもん。パチスロで大人気になってる時代です・・・・酒の席ではオッちゃん相手に大ウケでした・・・


 


指導の基本・・・・「対象に合わせた指導をする」  私の課題です


写真は「基本ってのは奥義と言えないですか?」と、当時、非常勤をやってた工学院大の古文書の研究してる剣道家ならびに骨董品集めが趣味の生理学の教授と2週にわたり議論した中で生まれた概念が写真の図です。


組員よこの話になったらなげ~ぞ!