kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

タメになる話

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中日小林投手から「イイ感じで残せてますよねと写真つきメールをいただいた!見るとそこには、この前投球指導した清水投手の姿が!「残せてる」とは、野球をした人なら誰でも言われる「タメ」の事だ!「間」なんて表現もある。しかし、これがまた厄介な表現で、「いい投手になるにはタメが大切だ!」なんて言われてその気になって取り組むと、そこは地獄の一丁目で、「タメを意識したダメになる」ケースが非常に多い。(あんまりうまくないな)


私はこれまで数多くの投手と「タメ」について試行錯誤してきた。プロの連続写真を見て真似したり、テレビ中継と動きを合わせてやるものの上手くいかなかった。だから「特殊技術なんだ」なんて思っていたものだった。時は流れて、球場でプロ野球観戦をしていてふとセンターバックスクリーンを見ているとテレビ中継のカメラが・・・「あ~あそこで撮影したものがテレビに流れてるのか~随分と高いところから撮影しているものだな・・・・・あり?そういうことなの?」


そうです、私は20年以上プロ野球ファンをしていながら、カメラは平地から撮影してると思ってました。そしてそのつもりで真似してました。「それがどうしたの?」ってもんですが、これはメチャクチャ大きい話なんです。マウンドの高さが消えてしまっているんです!これをそのまま平地で真似したらダメに決まってたんです。「これは平地に見えるが山から投げてる動きなんだ!」と意識して真似しないといけないんです。そこを考えれたら意識すべきところが分かってきます。「これってタメとか言って難しい話にしてるけどメチャクチャ単純な話なんじゃないのひょっとして?」「でも待てよ、ひょっとしてこれって俺だけか?皆ホントは分かってんじゃないの?」そんな疑問が湧いてきた。


だって数多くの投手が相当に苦労しているテーマなのにそんな単純な話でいいわけ?っていうくらい単純ですから!とりあえず高校生や学生で試すと、大きな話なのに「もっと凄いこと教えてくれよ」って反応なのが悲しい。でも仕方ない。悩み、もがいた時間の質と量が薄いから。


 さてプロはどんな反応するやら、ハイスピードカメラを使いながら主観と客観のずれを説明していくと清水くん、「えっ!こういうこと?なんだったんですか今まで!」とビックリ!


ヤクルト村中くん「こういうことだったんですか!そういや一流どころは皆こんなですね!」と言って必死で今年取り組み、「ようやく言われてた事が分かってきました!」と、動画つきで報告してくれた。 そうでしょ!やっぱ面白い発見だよね!知ってるかどうかだけの話ですよね。


うちの学生は、私の話にプロが目を輝かせて聞いているのが不思議な様子だ。「そんなに面白いんですか?それが?」って顔してる。笑うポイントや「なるほど~!」と感心するポイントもよくわからないようだ!


それはでも仕方ない。だってまだ私自身が面白い話に「製品化」できてない試行錯誤してる段階ですから・・・。しかし、私の学生時代の感覚からいえばそんな時が一番面白い。


他の人が素通りしているモノや話に対して「こりゃオモシれ~!」って感じるために素直な感覚は持ってるべきだと思う。そんなところから、他人にはない着眼点が出る。 それがあったら、大学の先生の話なんてどれだって面白いと断言できる!私の場合は、「その事に対してそんだけ執念燃やせるこの先生がオモシれ~」って感じでしたけど(笑)


清水くん、ハワイでトレーニング!気合入ってる!でもなんでハワイかと思ったら・・・  http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/200912/CK2009121102000043.html


私・・・人のフォームを指導して喜んでる場合じゃないかな・・