10月30日日本シリーズ開幕!
さて、世間では不人気カードと言われようが、お目当ての選手がいれば話は別です! 当然、昨年末に本学でトレーニングを行った中日の小林正人投手と清水昭信投手のことである。
特に、清水投手にいたっては、私が死ぬ思いでキャッチャ‐を務めた思いがある。
今シーズン、清水投手は小林正人投手と並んでリリーフ投手としてフル回転で1軍で活躍した!(44試合登板、63イニング 防御率4.54)前年はわずかに8試合の登板だったことを思えば飛躍的な活躍である。まずは嬉しい! http://baseball.yahoo.co.jp/npb/player/700040/
清水投手の役割は『敗戦処理』である。
知っている人ならば『あ~負けてる時に出る地味な役割ね・・・』ってなもんかもしれない。
実は私も、これまでは敗戦処理の投手なんて注目することはなかった。
でも、今年、清水君を個人的に応援するようになって、見方が一気に変わった!
『敗戦処理』は私の思う『男の美学』その物なのではないかと思うようになった。
敗戦処理で登板する投手は出る時は「チームが負けている時」
役割は「これ以上、事態を悪化させないように・・・」である。
でもこれは、非常に力のいる役割だ。
自分よりも実力があると評価され、かつ給料も高く、チヤホヤされている先発選手(野手も含む)が作った負けゲームの中に、「すまんが後は頼む」とばかりに任されて、一人マウンドに立てば、味方ファンはもはや意気消沈状態で熱烈な声援を送るわけでもなく、相手ファンは勢いついてイケイケドンドンな状態である。
今シーズン、防御率は4.54は、『必ず相手打線が元気な状態』で登板して残した数字だ。
勢いのついている相手打線、雰囲気を相手に回して投げるのは相当に力がいる!
よく、序盤の得点でほぼ試合が決まってしまうことがある。
でも、よくスコアを見ると、終盤は0点で終わっていることがある。
その時はこんな役割の投手がいることをちょっと想像してみてください。
明日も試合が続くプロ野球では、最後まで点を取られっぱなしで終わるのは次の日の試合に影響してくる。
今日の 試合は序盤の点数で決まったけども、後はしっかり抑えた!
となれば「明日は頑張ろう!」とチームの士気も上がる!これは記録に残らないが超重要!
ただ、こんな役割は皆嫌がる
でも誰かがやらなきゃいけない、しかも逆風に立ち向かう力(精神力)がある人が・・・
こんな役割を黙々と、慌てず騒がず、文句も言わずに登板するゲンさんのマウンドさばきが私は大好きになりました。
皆が困って「すまん!後頼む!」と言われた時にゴチャゴチャ言わずに引きうける。
私の思う男のカッコよさです! 私もこうありたいです!
敗戦処理投手の美学・・・
さて、シリーズ初戦・・・
序盤で先発が崩れ2-5で負けている8回から登板し、2イニングを見事に抑えました!
その試合でホームランを打っている打者2人もしっかり抑えました!
試合は負け。記録には特に残りません!ファンの記憶にもあんまり残ってません!
しかし、チームに深いダメージを与えることなく次の試合への希望をつなげました・・・
その結果・・・2戦目は打線爆発で大差の勝利です。
こんな見方も面白い。
本学で練習し、授業にもゲスト出演してくれた選手が、日本シリーズで頑張ってます!
学生には地味に人気があるゲンさん・・・ちょっと見てみてください。
なんだか可愛くも見えます(笑)