人間性を磨きたければヤクルトを応援すればいいと思う今日この頃でございます。
懐かしい写真でございます。(2008年年末)
「その投げ方じゃ短命になるから、俺の話を聞いてみろ!」
今思えばよくそんな恐ろしいこと言ったな~って、話でございますがその当時の私は一度かかわると気になってしゃ~ないという気性でありまして、呼び出してフォームの指導をしました。
ちなみにこの年は6勝11敗ということで、活躍したといえばしたし、負けたといえば負けたというか前半は連勝しましたが後半に失速し、最後は肘の故障でリタイアという年でありました。
本人としても、このままじゃヤバイという自覚はありましたので前向きに聞いてくれました。
一応、プロで6勝している投手を指導したわけですからもちろんプレッシャーはありましたし、ましてや私はプロでもないわけで・・・
そして、「結果を出している選手はいじらない」というのも一つの鉄則のように思える格言もあります。
しかもこの年は序盤にあわや巨人相手にノーヒットノーラン達成か?というピッチングまであったわけですから。
しかし、私としては
『それホントか?結果を出しているうちに悪いところは直していかなきゃダメになったら終わるでしょ』というのも理屈だろと・・・
なんつ~か、無責任な格言に感じたわけです。
ま~一応、その後ここまで現役でいるわけですから、それだけでもホっとしております。(まわりの人がどんだけ引退しているやら)
昨年は、腰の怪我からの復活の年でありましたが、大事にいこうとしてかえってフォームを崩しイップスにまでなったようで、それはそれは地獄を見ました。
ピッチャーをやっていた人ならばこの「イップス」というのはどれだけの地獄であるか想像するのは難しくないと思います。
簡単にいえば「超ノーコンになっちゃった」ということです。自分で制御できなくなってしまう状態です。
私も、ネット上の動画を見て愕然としたことを覚えております。
(見れるだけ今は素晴らしいですが)
これはもう終わりか・・・と思いましたが、秋にいくつかのアドバイスをメールのやりとりでしました。
もっと結果が出ればその具体的方法は書きたいと思いますが、
誰もがそれをやれば良いというわけではなく、
「この状態になってしまった投手にはこの方法!」ということだったと思います。
いかにも、秘密練習のようでありますが、
そんな大したものではなく私の指導しているS高校でもそれをやりました。
楽しく体験して終わったんじゃないでしょうか。
そういやブログに書いた気もするな。
ま~切実さが違いますのでアハハハハ・・・
ようするに指導なんてのは、コーチと選手の切迫感が一致したときに初めて実を結ぶものなのであります。コーチだけがムキになってもしゃあなしです。
ましてや私なんざ外部トレーニングコーチですから。
ま~ 一致したときは充実感は凄まじいですけど・・人生は誤ります(笑)
損得感覚がふっとびますから(笑)
まさに熱狂です。狂ってます(笑)
それはともかく、
「それやったら、感触が出ました!」と言ってくれたのが去年の秋でございます。そこからだいぶ投げ込みをしたようです。
最近は、敗戦処理というわけでもなく、劣勢のときに出て行って試合を作り直す役割を見事にこなしております。
『そこで点とってくれりゃ~勝ち星つくのによ~』という場面ばかりでありますが、本人は投げられる喜びを前面に出して投げております。
そうだよな~ 野球っていいよな~ そういう気持ちでやるものだよな~
なんて思って嬉しくなる反面、
初心を忘れかかる自分への戒めにもなります。
そしてつくづく思います。
こんな生活破綻者の熱狂感覚を高校生やうちの学生(卒業生も)におしつけちゃダメでしょと・・・
(この熱狂は5分の1くらいにしてちょうど仕事に適します 計算しないのは変わらずでして交渉ヘタクソ 笑)
アハハ・・・
さ~て、ひとりでやるべ~ あっちも頑張ってるしな~
さて、これを書いているのが5月10日の8時ごろでございます。
この日も村中投手は2点ビハインドの8回に登板し3人でピシャリといきました。
こんなの書いているときに打たれたらどうしようと思いましたが、内容的には一番よい結果を出してくれました。
輝きを取り戻しつつあります。
三振が取れるようになってきました。これは意味(理由)があるのです。
いや~
この選手のかかったストレートってホントに惚れ惚れするんですわ~
僕にとっては魔性の投手です。
あんまり当たらない私の予言ですが、時間はかかりましたが投手として必要な経験を痛いほど積んで来ることができたおかげで、これで怪我なくいったら大化けすると思います。
自己満足のネタで失礼いたしました。
中村捕手よ・・・スローイングは認めるからもうちょい配球をなんとかしてくれ~