ミゾバタ組員がコーチ兼トレーナーを務める大阪S高校の投手がわざわざ大学に訪れ、私の指導を受けてくれた。
彼らは以前にも大学に来てくれたことがあるのだが、今回はナント監督のK先生まで来ていただいた。
しかもこれがまた結構迫力がある監督さんで・・・(写真右から二人目)
この企画はただでさえ、ミゾバタ組員が
「組長!私のメンツがかかってますんで一つヨロシク」
と鼻息荒くプレッシャーをかけてくるのに、K先生まで登場するとあって、私のプレッシャーは高まった。
しかも初対面の挨拶の際には、
「ベースボールクリニック見ましたよ、ブログも面白いですね」
とこれまたプレッシャーの一言が・・・
不安な中で指導がスタート・・・果たして
こういう指導のときには、取り敢えず即効性のあるネタを出せるかがコーチとしての腕の見せ所となる。
そのためにはハッキリした欠点などがあるとありがたいのだが・・・
らっき~♪
写真のでかい投手は見事なまでの突っ込み&インステップであった。
私の大好物である(笑)
あとはどう料理(指導)するかである。
そのまま、「突っ込むな、まっすぐステップしろ」なんて言っては、わざわざクリニックを読んでまで来てくれたK先生の期待を裏切ってしまう(笑)
「突っ込むな、まっすぐ踏み出せ」
というキーワードを一切使わずに直してしんぜよう~ なんて(笑)
「え~と、どれどれM君(投手の名前)あっち(捕手)が3塁手だと思って牽制球を投げてみてくれる?ちゃんとタッチできるようにランナーの足元に狙ってくれよ」
なんて投げてみるとあ~ら不思議
捕手だと思って投げてた時はてんでバラバラだったコントロールがしっかり決まるきまる。
そこは外角低めのいいコースです。
「ほれ、腕はナンにも悪くないどころか性能いいじゃない」
なんて感じから徐々にピッチングへの誤解を取り除いていくと、段々と球に勢いが出てきた。
ピッチャーって面白いもんで、捕手に投げるピッチングとして投げるのと牽制球というキャッチボールとして投げるのとでは同じ「位置」に投げるのでも全く違う動作になるんです。
しかも、牽制球のルールとしてステップをクロスしたら『ボーク』になるというのは染みついてますんで『インステップ』も治りました~
「インステップすんな!」と言わずして直りました~(笑)
私はできれば「〇〇すんな!」という指導は避けたいと思っている。
それは試合では使えない技術なような気がするからである。
「この条件でできるかな?」
と挑発して、そこに「やってやるわい」と挑戦して出来上がったフォームは試合で使えるのではないかと思っている。
今回は、私としても大きな発見があり、インステップを直すときに視覚に意識を置くといいのではないか?というヒントを得た。
これについてはもうちょっと組員で実験してまた報告したいと思う・・・
のだが・・・
我が組員はイップスだらけでそれ以前の問題が山積している(泣)
とりあえず、K先生に喜んでもらえたようなのでヨカッタ。
ごくわずかな人に受けるネタですいません(笑)