7月31日
中日小林選手からのお誘いを受け甲子園球場に向った。まさかこの試合が今季両リーグ最長の5時間25分の試合になるとは夢にも思わなかった。http://baseball.yahoo.co.jp/npb/game/2010073102/top
監督采配を楽しむ観戦としては見ごたえのある試合となったが、両チーム合わせて16人の投手が登場する展開とあっては、ノーマルな野球ファンにとってはタフなゲームになった。
お目当てが『中日の中継ぎ投手(小林正人・清水昭信)』というマニアな私のヤマ場は6回の阪神の攻撃・・・
スコアは中日 4-2 阪神 の状況でワンアウト走者1・2塁となり、打者はこの日2安打と当たっている鳥谷!
中日にとっては大ピンチという場面で、登場したのはお目当ての小林正人投手であった!
球場はもはや鳥谷応援でお祭り騒ぎ!
いや~こういう場面の投手の方を贔屓して応援するのはハラハラします・・・
よくこんな中で投げられるな・・・4万5千人を敵に回して・・・すげ~メンタル
私は、阪神を応援しているような顔をしつつ、『小林~!頑張れよ!』と心の中で叫んだ!(身の安全のためです・・・ 3塁側なのにまわりは縞模様の人ばかりなんです・・汗 )
昨年オフに私の講義で本学の学生に話をしてくれた登板時のルーティーン(マウンドを離れてバックスクリーンや守備を見まわすなどの儀式)を落ち着いて行った小林投手・・・
結果は、
鳥谷を三振に切って取り、続く平野を内野ゴロに封じた・・・
そして淡々とマウンドを降りた・・・カッコよすぎる・・・
いや~いいモン見たな~これで来た甲斐があった。
私も試合の結果に関わらず安心だ・・・あとはのんびり見てられるとホッとした。
清水投手の出番は無いと思ったから。
なぜなら、試合は中日が2点差で勝っている。残るイニングは3回、となれば浅尾投手が2イニング、守護神、岩瀬投手が1イニングというのが中日のパターンなのだ!
清水投手は負けゲームや、序盤で先発が崩れたときのロングリリーフでの登板がこれまでのパターンである。
ところが・・・・、7回に登板した浅尾投手がブラゼルにホームランを打たれて事態は一変した!
この日、中日バッテリーはブラゼルに対して高めの速球を中心に配球を組立て、ここまで2三振と完璧に封じていた。
ところが空振りを取りに行った浅尾投手の152キロの高め速球をバックスクリーンに叩き込まれてしまった!
3回はやられない対応力!これがブラゼルの成功の要因なのだろう・・・
恐れ入った・・・
落合監督の判断は「今日の浅尾はキケン」だった。(未確認情報)
続く8回・・・投手交代・・なんと「清水昭信登板(写真左)であった!」
清水投手のニックネームは「ゲンさん」である!(パチンコ台からの引用らしい)
実はゲンさんの指導はしたものの(2009年12月4日ブログ)
私はピッチングを生で見たことは無かった。
ゲンさんのピッチングは見ていて面白い!
打者に対して向っていく感じがよくわかる。
昨オフ、本学のY教授との対談でメンタル面のことに関して話をした時、
「投手と打者はビビらせ合い!ビビってようが、中途半端したらアカンよ!客はその対決を観に来てるんだから!」と激励を受けたゲンさんはその時の話を心に刻んでいる!
プレーからそんな気持ちが伝わってくる!ストレートは150キロを超えていた!
次の日の試合では三塁ー本塁間ランダウンプレーでホームにスライディングしてきたあの巨漢城島選手をブロックしておりました!(アウトにした!)
こんな投手そうそういません。おもしろすぎます!
小林投手、ゲンさんの投球に酔いしれた私は、グッズショップでBM砲(ブラゼル・マートン)Tシャツを購入したのでした・・・