8月8日
早い話が大学見学をもうちょっと(というか、かなり)親切に行い、大学をよく理解してもらって選んでもらいましょう。という企画である。
最近はどこの大学でも行っている。保護者の皆さんの参加率もかなり高い。
企画も各学科で趣向を凝らしている。なにせ、90分で学科の趣旨から魅力までを伝えることに心血を注がなければならない!
この90分で、「うわ~っ!この大学オモシれ~受験して~」となるか、
「なんじゃこの大学は、こんなトコロに来たくないな~」となるか決まってしまうのである。
これはこれで、勝負事の好きな私としては結構面白がっている。
もちろん、ウソをつく事なんてしない。
この情報化の時代、しかも高校生のメールやネットによる情報の伝達速度は我々大人の想像をはるかに超えている。
だから本音の話をさせてもらう。
それで『嫌だ』って言われたらしょうがない。
私は大学の相談員などというものもやっているので、「入学してみたら想像と違った、こんなだと思わなかった・・」って相談をよく受けているのである。
そのなんともいえない切ない思いを考えれば、この時点で『ちゃんとわかってもらう』ことは超重要だと考える。
治療家ではない私ではありますが、ヘルスプロモーション整復学科の企画の中で90分のうちの30分という貴重な時間を担当している。
治療家ではない私が語る本学の面白いところ・・・ってスタンスで語らせてもらっている。
さて・・・普段、高校生と触れ合う(といっても野球部のみ)機会のある私にとって、高校生にウケる話をするのはそう難しいことではない・・・
特に野球部あがりのまだ坊主頭の高校生には『勝つ選手とは?』みたいな話をすれば非常に食いつきがよい。(そりゃそうだ、つい最近負けたばかりだから 笑)
私は野球部あがりには、「入ってくるなら覚悟して来いよ」などと誘っているのか拒否しているのか分からないような接し方をする(笑)。
骨のある学生ならこういう方が燃えると思っている。(あくまで私基準 笑)
問題は後方で聞いている保護者の皆さんの反応である・・・
「おいこんな先生で大丈夫かいな・・?」という視線を感じないわけでもない・・・(汗)
そこは上の先生方に尻拭いをしてもらうことにする。
さて、嬉しいことに指導している星林高校野球部からも2名が参加してくれた。
写真左のH君は内野のレギュラー、真ん中のS君はクリーンアップの打つ主将としてチームを引っ張ってきた。
二人はチームを引っ張る事を期待される素材であった。
そんな彼らに私は精神的な成長を要求すべく、結構な辛口の説教をしていた。 だから嫌われていると思っていた。
私は大学の教員ではあるが、高校野球の現場に立てばやっぱり正直言って勝ちたいから、その為に必要な負荷をかけるべく彼らには接した。
私は彼らを自分の研究室に招き、今だからできる話をすることができた。これはこれで良い時間であったと思う。
こうやって、星林高校の生徒が来てくれるのは、私だけでなく一緒に指導に来てくれた、OBのN西君、Y村君、そして昨年卒業したT田君、F田君、現在3年のN井君、K岡君、F尾君、K崎君、K月君、2年生、M木君、M島君のイメージが非常に大きい。
いわゆる大多数の学生とは違う緊張感を持った彼らの行動は高校生にインパクトを与えたようだ。
私がいくらキレイゴトを言ったって付いてきてる学生がいい加減なら、
マトモな高校生ほど離れて行く。
付いて来てくれている学生に改めて感謝!