kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

野球禅問答①

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闘将大山監督が鋭い眼光で見つめている中でイキイキとフライをあげる
頼もしい選手たち!(笑)

この高校と関わらさせていただいたおかげで、随分と
「私がやってしまった野球」ってなんだったのだろうか?
と考えさせられたことが多い。

私の場合、「相手が悪い」と考えられるほど自分に自信がないので
「これは一体どういうことなのか? もうちょい私のほうにやりようは無かったのだろうか?」と考えるタチである。

このS林高校はいわゆる標準的な高校野球部(数多いという意味で)であると思う。
私がかつて所属していた私学高校のほうが異常世界(数が少ないという意味)であったのだから「俺のやり方のほうが優れている」と考えるほうが道理にかなっていない。

さらにいえば、現在の職場に来る「野球をやっていた学生」はこれまた標準的な野球部に所属していた学生が多い。

そうなると「異常世界でウケル話と、標準世界でウケル話」はかなり変わってくる。

こんな出来事があった・・・

このS林高校チームのレギュラー捕手Kに対して私は
「お前は、プロ野球とか観て配球(リード)の勉強とかしてるか?
とたずねた。

・・・これ、別に特別な会話ではないと思う。
(そこからフルタの配球の話で盛り上がる予定であった・・・)

答えはこうだった
「ぼくはプロ野球は嫌いなんで観てません」

私「・・・あっ、そうなの?じゃっ・・・高校野球は?」

K「高校野球は観てます」

私「じゃあまぁそれでいいや・・・・う~ん・・・」

まぁ、高校野球だって勉強になりますけども、同級生のプレーを観て勉強になるためにはホントに実力が必要だと思うのですがいかがでしょうか?
そもそも勉強する気もないかな・・・

テレビ中継を見ていて配球を勉強するとなればやはり解説者の話を参考にしながらの観戦になる。そのための「解説」なんだから。
フクモトさんの解説はどうなんだ?とかそういう特例を持ち出してのツッコミは勘弁してください 笑)

・・・で、高校野球の解説、とくに甲子園やら地方予選の解説って、そりゃ~もう「いかにフォローするか?」心血を注いでいる解説(というのか?)ですから、配球を勉強するとかに対しては観てる本人が解説できるぐらいの知識が必要だと思うのです。

ナンダカンダでプロ野球中継やら書物なりは、「オトナ」を扱っている分、そりゃ大物選手の批判は、その後の仕事に差し支えるとかあるから全て正直にとはいきにくい面はあるものの、
「あぁ、そういうところをチェックするわけだ」というネタを拾うことはできると思うのです。

ごちゃごちゃ言いましたが、現在の標準的な高校野球部員・・・
プロ野球・・・観てません。

でも野球部員はそれなりの人数がいます。(なんなら増えてる)
つまり
野球人気が下がった」のではなく高校生の
プロ野球を観る人気』が下がったのかな・・・(泣)。

私なんかだと、「それで何を目指して野球やってるわけ?」
などと思ってしまうが、
それは無意識に「野球の頂点はプロ野球、ついで社会人、大学、高校 と続く中で、いかに上のレベルまでいけるかが「野球道」などと思っておりました。

ですから、自分のいるグレードよりも上のグレードに憧れをもち、その人の話を聞くこと(もしくは聞けること)が喜びと思っておりました。

さらには、「なれるとかなれない」とかはさておいて、上のグレードを目指すことが「正しい」と思って疑っておりませんでした。

自分がなれないならば、上のグレードの頂点・・つまりプロ選手と関わりたい!というように、目標をスライドすることで「上を目指している道のり(プロセス)」にしてきたように思います。

さて、K君に代表されるような現代高校生の話に戻します。

プロ野球を、自分自身の歩む道のりにおいていないとすれば、そりゃもう彼にとっては高校野球』は野球のゴールなのだと思います。

この前、大学のトップレベルの選手が「公務員になりたい」などと言って話題になりましたが、「そりゃそうだろ」という時代になってきています。

ここで、確認を入れておきますと、私は何も「プロ野球選手になることがイチバン」と言っているわけではありません。
ただプレーをしていく上での具体的なモデルとしてプロ野球があったり、憧れの話題や観るための価値観の最上位にプロ野球がある前提で今まで私は野球を捉えていた。ということなんです。

ですから、「プロはこうなんだぞ~俺は知り合いなんだぞ~」という話題から入れば掴みはバッチリなハズだ!信用してもらえるハズだ!と思い込んでいた。という話なんです。

私なんて中学の監督が、『この前、俺はプロ野球選手と酒飲んできた!』という話に
『オ~!すげえこの先生!普段はすぐにキレてメチャクチャだけど、やっぱすごいんだな~』胸躍らせて、サインのコピーをもらい部屋に貼り、その先生を神のように信じてしまったという状況だったんですから。

そして『俺も将来はこうなりて~』と思って、なんとかなってみたら今度は時代が変わって、あまり喜ばれないというこの現実・・・・チキショ~

なんなら今の俺なんて同級生にNPBのトレーナーであのオオタニとキャッチボールしてるヤツまでいんのに~

と叫んでもちっとも高校生には響きません。
このブログを読んでくれている人には多少はウケますが。
(読んでいるであろうホンダさんよ~!時代は変わってしまったぞ 泣)
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・・・さてさて前振りで熱くなりました。

プロをどうこうじゃない高校生が『野球をどうとらえているか?』というのは、これはこれで結構面白いと思っています。
(そう思って取り組むしかない! 笑)

指導方法もかなり変わってくると思いますし、現在の高校野球なんかを見ても全く無名だった学校が出てきたりしているのはこういう変化と無関係ではない気がします。

無名高校にとってチャンスともいえますが案外、無名高校のほうが変化についていけていないのかもしれません。

というより、高校の問題なのか?そこじゃもう遅くね~か?
いやいやそれ言っちゃおしめ~よ。ってやつか?(笑)


すいません序論も完成しませんでした。書きながら溢れてくるのでタチが悪いです。

じゃあまた続きは書きます。