6月9日
4限目の私の講義を終えたちょうどその時、メールがきた。
『初登板しっかり楽しめました!』との事であった!
それは、2010年10月29日のブログで紹介した、千葉ロッテの小林敦投手からであった。http://baseball.yahoo.co.jp/npb/player?id=1000125
実は小林投手はオープン戦で失敗してしまい2軍スタートとなり少々苦戦していたが、外人投手の故障からチャンスが巡ってきた。
そして、6月8日の阪神戦でプロ初登板を果たした。http://baseball.yahoo.co.jp/npb/game/2011060803/top
1イニングを無難に抑え、上々の内容であった。
メールはその報告であった。
お~ヨカッタ~!私は大変嬉しかった。
しかし、実は大学生の時以来、彼の投げているところを見ていなかった。
なんとかテレビで見たいな~と思っていたら次の登板は意外に早く訪れた。
次の日の阪神戦にも7回から登板し、今度は3イニングを無失点の好投であった。http://baseball.yahoo.co.jp/npb/game/2011060904/top
これは録画もしたし、映像でバッチリ観戦することができた!
多少、ヒットを打たれても慌てないマウンドさばきに私は感動した。
やはり人柄がピッチングに現れている。
『随分と落ち着いてたね~』という私のメールには
『内心、全然余裕なかったですけどなんとかなってよかったです 笑』と微笑ましい(笑)
彼の高校、大学時代に一緒に悩んで練習してた風景を思い出した。
あの当時、彼は結果が出ずに、目に涙を溜めながらもグッと我慢して試行錯誤していた。
私自身も実績なんて無い、「お前が余計な指導するからおかしくなったんだろ」なんてレッテル貼られながらの苦しい状況でした。
内心は「やっぱそうかな・・・」なんて弱気な思いも相当にありましたが、高校生が一人で名門野球部エースの使命感を持って我慢している姿を見れば「じゃあ俺はあがるわ」とは言えません。
私の中で決めたことは、「非難されても付き合うから」ってことでした。
それが私の使命感だったと思います。
今、思えば、私自身、こんな使命感を持った選手と出会うことができ、付き合うことができたから自分をなんとか保つことができたのだと思います。
こうやって書いていてふと考えると、使命感の高さこそが名門を名門たらしめる部分なのかもしれないですね。特殊な事なんてしてないですから。
「そんなに後輩の面倒ばっかりみてないで自分の人生考えろ」などと言われつつも
どうしていいやら分からず、私自身の事については投げやりであった20代でしたが、どっかで役に立てたかと思えば、「悪くなかったかな・・・?」なんて思える出来事でありました。
小林敦選手の頑張りのおかげでようやく自分を許せます(笑)
キャリア支援委員としては学生さんにあまりマネさせられませんが(笑)
学生さんへ
使命感を持っている者同士の付き合いって気持ちいいですよ!
年齢は関係ないです!
それがあったら、歳の差なんて一気に飛び越えます!
皆さま、ロッテの小林敦投手を気にしといてください。
それから、中日の小林正人投手の今シーズン仕事人ぶりは圧巻です!
学生さんはまたオフに来るから要チェックですぞ!http://baseball.yahoo.co.jp/npb/player?id=20140