2週前・・・
前回ネタの昼休み熱血講演の90分後の私の本来の講義・・・
私は写真でも分かるとおり、もはや抜け殻状態でありました・・・
そこで現れたのが竹田くん。
ホントは自分の将来に向けていろいろなアドバイスを聞きたいがために大学にきたのだが、
「今の私は君に、いい話ができる状態ではない、お前ちょっと何か語ってくれ」という私の無茶ブリに、さっと学生の前に出て、淡々と語ってくれた。
これが学生にはバカ受けであった。
質疑応答も活発になった。
バイトの考え方や、勉強の考え方、治療家としての考え方、会話の作り方、実際の患者さんとのエピソードなど、専門の先生からしたら違うと言われるものもあるのだろうが、
「私(竹田)はこう考えてこうやったら、こうなっちゃいました」というナマナマしい話は現実に本人が経験した話だからこそ、聞いている学生の食いつきが凄かった。
そこは、卒業生ならではの教員の立場からは言えない話も当然出てくるわけで、そこがまた学生にはウケたようだ。
幸い、私は治療家としての面は皆無なので楽しく聞けるというか、話をさせても平気でいられるという気楽さがある。
この授業では鍼灸学科の学生と柔整学科の学生が受講している。
この二つの資格は、保険を使えるだの使えないだので色々あるらしい。
そんな影響から、給与体系などもかなり違うという話も出て、結論としては「鍼灸は厳しい」「柔整は求人も豊富、給料も高い」という話となった。
ちなみに竹田くんは鍼灸師である。
さて、こんな話になれば学生の感想は
柔整師のほうは「柔整の方が重宝されて給料もいいと聞いて嬉しかった」となり、
鍼灸の方は「悔しい」との反応になった。
次の授業で私はこれらのコメントを読み、そしてこう切り出した。
「私(相澤)だったら、あの竹田先輩の話を鍼灸学生として聞いたらニヤリとするし、柔整学生だったら『バカにしてんな』と悔しがるね」
「だって、竹田さんは鍼灸は給料は安いと言ってるけど、『嫌だ』とは言ってないでしょ」
「いいかい?ホントに面白いと思ってる人は、他人には『大変だから辞めときな』みたいな事を平気で言うことがよくあるもんなのよ、それでその反応を見て楽しむような性格の悪いところがあるもんなのよ(笑)」
「だから、その言葉を真に受けて一喜一憂してるとホントに言ってる意味が見えない事が多いから気をつけてよ」
「君らは初対面だから分からなかったと思うけど、竹田の目は完璧に笑ってたからね、あいつは悪趣味だから(笑)」
(竹田くんを知っている人間ならば、写真の顔を見れば完璧に目が笑っていることに気付くと思います 笑)
「例えば、プロ野球の監督なんてみんな『監督はツライんですよ』などと言って難しい顔してるでしょ?じゃあ辞めればいいじゃんって言っても辞めませんよ。だって本人はメチャクチャ楽しいんだから」
「体育会系の連中にしたって、『うちは優しい監督でイイ部活だ~』なんて言ってるやつはいませんよ、監督はとんでもね~し、先輩にも殴られてばっかりで最悪だぜ~辞めて~なんて言ってますよね(笑)」
「だから竹田くんは『俺は制度に守られて生きるよりも、腕で生きてく道に挑戦しますよ、これが結構面白くてね』と言ってるんですよ。」
「だから鍼灸の人は『ヨッシャ~!やったるわい!』と考えればいいし、
柔整は『コラ竹田!ナメンナヨ!俺だって本質を追究した治療家になったるわい!』と燃えて聞かなきゃいけないと私(相澤)なら思うけどどうかな?」
これには、柔整の学生も「なるほど!その考えは無かったけど、そりゃそうだ!喜んでる場合じゃない!」となってくました。
鍼灸の学生さんも「燃えてきました」となりました。
さて・・・
問題はこれを読んでホル師が「ナメンナヨ竹田!」と怒るのではないかという心配がある。
たけだ・・・・南無・・・