このブログにコメントくれるすぎさんの結婚式に行ってきた。
彼との出会いは、彼が東海大山形高校の野球部に所属していた時である。
たまたま、監督との縁で指導に行った時にいたのがすぎさんであった。
小柄ながらもキビキビとしたピッチングが私は大好きであった。
以来、私は神奈川で彼は山形という遠距離ではあったが、連絡を取り合いながら応援するスタイルの付き合いであった。
高校生でありながら彼とのやりとりは、こちらも気兼ねなく指導をすることができた。
それは、彼の野球が上手くなりたいという目的意識が高かったためだ。
こういうのは、年齢ではない。
いい大人でもいじけないように機嫌とりをしなければならないような気を使わせる輩は沢山いる。
逆に小学生でも、『遠慮なく言ってくれなきゃ困ります!』という決意に満ちた少年もいる。
高校生の彼を指導した時、私は大学院を終えて指導者として駆け出しのころであった。
当時の私は「勝てる投手とはこういうのでは?」という自分なりの屁理屈を構築していた頃で、「誰かで試したい」というエゴでウズウズしていた。
そんな時、彼は進路を迷っていたようであったが、私としては「彼ならば木製バットの大学野球では面白い存在になるのでは?」というエビデンスなどまるでないが、それまで大学野球を観戦に行き続けていた感覚から確信を持っていた。
そんなわけで、「東海大でやってみたら?」と彼をそそのかし、その気にさせて入学させてしまった。(笑)
ご存じの通り東海大学硬式野球部といえばエリート選手の集まりである。そんな中で身長160センチ台のすぎさんが活躍することになるとは皆が思わなかったと思う。
私も、イキナリ派手なデビューをすることはないと思っていた。
しかし、私はエリート軍団のモチベーションがハッキリ分かれ出す3年生頃にチャンスが来るであろうと読んでいた・・・
日ごろ、ちっとも当たらない予想であるが、これはズバリ的中した。
故障者が続発したタイミングとも重なり、コントロールの良さから打撃投手で下積みを重ねていたすぎさんに見事にチャンスが回ってきた。
そしてリーグ戦でも白星を重ねた。
彼の活躍は私にとっても非常に大きいものとなった。
彼の活躍によって、私自身の指導の中での確信が生まれ、また皆が注目してない選手を発掘し活かす快感も覚えた。
さて・・・・ なぜ私が結婚式に呼ばれ、乾杯の挨拶(シンプルな式の中でかなり重要度の高いスピーチだった)を任されたかといえば、ナントこのカップルは私の大学での授業で成立したものだというからだ!
実は、私が東海大の非常勤の体育教員をしていた頃のソフトボールの授業にすぎさんは参加してしていた。
恐ろしいことに、この授業、履修者が100人近くいた。
しかも、初心者の女子も沢山いる。
しかもこの女子学生は文学部などのいわゆる女子大生である。
ここは一つウケる授業をして、なんとかソフトボールを楽しんでもらいたい。体育学部の女子なら頑丈なんで一緒に混ぜちゃいますが(笑)
ということで、女子大生にすぎさんの事を「この人は凄い人だからよく教わるように」と紹介し、すぎさんに女子の指導を丸投げした(ヒデ~教員だ 笑)
その結果、授業も大変スムーズに進行した。
・・・で、その中にいたのが今日のお嫁さんであったという。
授業期間にすでにスタートしていたという・・・
う~ん・・・
どおりで、お嫁さんが学生時代に明るく挨拶してくれると思った・・・
全く気付きませんでした。『俺って人気あるな~』なんて鼻の下伸ばしてましたよ(泣)
すぎさんも当時、「初心者を教えることで凄い野球の勉強になります!」などというから、「なんて誠実な男なんだ・・・」などと思ってメシ奢ってましたな・・・・
まぁイイや・・・(笑)すぎさん、楽しくやってちょ~だいよ!
あと、いつも藤田くんの相手してくれてありがとね。
東京で寂しくて孤独死しそうみたいだから、奥様と合わせて話相手してやってください(笑)
とりあえず業務命令!
竹田・藤田・まっちゃんは追い越し禁止!