kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

まずは足元から!

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12月20日 雪の降るなか、和歌山県初芝橋本高校野球部にトレーニングの指導に行ってきました。この企画は、元高校野球の監督で現在は本学の入試広報の事務員をしているHさんが、「組長の話は面白いから聞いといたほうがエエデ~」と、元同僚のコーチの先生に吹きこんだ事から始まった。 しかしこのコーチの先生は自身も甲子園の出場経験があり、卓越した理論を持っている。私のような若造が屁理屈いうのもどうなんだ?と結構なプレッシャーがあった。(できれば避けたい感じ・・・)


しかし、2週間前にこの先生が私の研究室までわざわざご丁寧に挨拶に来ていただいているので、あんまりガッカリさせるようなマネはできない。


どうしましょ・・・・私考えました、野球界の大先輩に対して、野球のトレーニングの講習会でありながら、生意気にならない方法を!大体、こういう野球の単発の指導に行って揉めるパターンってのは、エースの投球フォームをいじったり、主力打者にもっともらしい打撃理論を語った時なのである。この辺の呼吸は、神奈川県で多くの地雷を踏んできたおかげで結構身にしみている(笑)こんなとこで「マウンドの傾斜が!」なんて野暮な話はいたしません(笑)


野球部員に野球の話ではないが野球につながり、且つ「さすがだ!」と思わせるインパクトのある方法!・・・浮かびました! ズバリ!走り方教室です! 野球って、実はバッティングが花形のように思われていますが、走者(ランナー)が得点になるスポーツなんです。これ、結構重要なポイントなんです。それなのに、戦術的な走塁練習はしますが、「走り方」の追求って、ピッチングフォームやバッティングフォームに比べて二の次になりやすいんです。


私はここに目を付けました!「これなら、野球の現場の指導者の方とぶつかる事は無い!」


しかし、ここで私を知ってる方は疑問が・・・「あなた足速かったでしたっけ?」ご心配なく!


 私の裏ポリシー・・・「困った時の他人(ひと)のふんどし!」


考えた作戦はこうだ、まず、ハイスピードカメラで選手個人の走り方を撮影する!そして視聴覚教室へ移動!「じゃあ今から皆さんの動きを見る前に、先にイメージの基準をつくるために陸上選手の走り方を見ますからね~」と言って映し出したスクリーンには、先日関西医療大学に現れた末續慎吾選手の非公開映像が!「ウォ!マジで!」と驚く高校生に「えっ?陸上選手ですけど何か?」と、とぼけるのが結構楽しい!


メダリストの歩き方から走りの練習映像なんてまず見れない!「ハイ、こういう感じを頭に焼き付けて~今から自分の動きみるよ~」と自分たちの動きを見せると「なんだよこれ?カッコワリ~な、おっせ~な、腕が振れてね~な、体がぶれてんな~、足が後ろに流れてるな~」などなど自己分析が会場から聞こえる。つかみは決まった!


 昼食を挟んで、グランドに出るともう意識して個人で思い思いにランニングに励む姿が!


野球で走ると言えばペナルティーのイメージがあまりにも強いが、意識するところが分かれば楽しいものだ。走りは言葉で説明するのは大変だが、先にイメージは植えつけてあるのでスムーズに行った!選手もなんだか嬉しそうだ!


大学のパンフレットも100部おいてきた!大人の話だ!


写真は、走る前に「靴のウンチク」を語っているところだ!しっかりした履き方をしなければ性能が発揮されないよと!プロの話を聞きもらすまいと、選手は皆熱心に食いついていた!


しかし、これは全部、誰かから聞いた話や新聞のネタだ、自力ではない(笑)


 


私がヒモを結んだ選手とのやりとり


「先生!こんなに縛っちゃって結構痛いんですけどいいんですか?」


 「ん?わからん」と一言!


 言われた選手ひっくり返ってました(笑)


 


単発の講習会の心得  「常時いてくれてる先生の方がマトモな人だと気付かせる」