3月2日
今日は関西医療大学の大学院修士論文発表会があった。私は修論発表会は自分にとって良い刺激になることが多いので参加することにしている。大学院生の発表はアラを探せばキリがないが、逆に素朴な感情が伝わってくるものが多いと感じるのでそれが忘れかけていたものを思い出させてくれるような感覚になる。
また、強面ぞろいの教授の先生方の視線や質問に懸命に歯を食いしばって立ち向かう姿には、高校野球で強豪私学の野球部に部員が揃わないような学校が懸命に頑張っている姿を連想してしまう。私の一番涙腺を刺激するシチュエーションだ!
「頑張れよ!負けるなよ!やろうとしてることはいいぞ!でもフォローしてやれなくてゴメンな、俺もわからん」と心で思いつつ一応わかっているような顔をしておく。
今回は午前の部に、たまに顔出すT中くん(大学2年)を、午後にはM島くん(1年 写真)とN井くん(2年)を引き連れて参加させてもらった。
私は大学院の発表会に大学生が意味は分からなくても参加する事は意義があると思っている。
いつも授業で教えてくれてる教授の先生のまた違った一面が見れる。「あの先生、実は優しいんだ!」なんてこともあるだろうし、「なんだよあの先生、意地悪いな~」なんてのもあるかもしれない。いつもの価値観とは違った先生の見かたができると思う。
そして、何よりあの空気は下手なサスペンスドラマを見るより緊張する。高校時代の説教を彷彿させるあの空気は1年間に何回か吸っておくべきだろう。
また教員にとっても大学生が来ることは「あんまり重箱の隅をつつくような質問より、何をなぜ質問しているのか会場の学生に分かるように質問せねば」という気持ちも働くかもしれない(逆効果かもしれないが 汗)
とりあえず・・ 鍼灸の修論・・・けっこう面白い・・・ような気がする。
「気がする」というのは私がまだ経穴の名前とか意味とか知らないので分からない部分が多いからだ。それでも、いろいろカスタマイズする部分が多くて私の趣味から言えば「好き」な感じだ。
ただ、「科学」にするとなると少々、話がややこしい。みんなに通用するように「客観性」と「再現性」を重視するとかなりやれる事が制限されるようだ。
スポーツ分野の研究もこのあたりで苦戦している。
私なんかは「俺がやりゃ治る!」みたいな職人的世界は嫌いではないのだが・・・
何はともあれ、こういう発表会に出た後に、共に参加した学生と「俺はこう思う」とか話するのがけっこう楽しい。
将棋の世界なんかでも投了(終了)したあと振り返ってあれやこれや言いあうと聞いた事がある。(競輪もそう・・・てゆうかそればっかり、予想はあってるから自信もって行こう!とか言いあって慰めあう)
で、M島くんと話した結果、
M島くんの方が内容を理解していた・・(汗)
この大学で学んだ事が生きているようだ!
M島くんにエバってられる日々もあとわずか・・・ まずい(汗)