奥では頭部打撲の処置を行い、
手前では足関節捻挫の応急処置を行い、
記録の写真を撮る者がいて、
入口では少年少女の子守も行う・・・
各自が有機的に動いている・・・
私はそれを観てるだけ・・・(汗)
この企画は3回目(前回は5月24日の記事参照)である。
今回の学生の参加者は18名(2年生11名、3年生7名)であった。
毎度のことながら、井口先生に丸投げした(いつもスイマセン 汗)
さて、3回目の3年生を中心に非常によくテキパキと動いてくれるため、もはや私のレベルではとやかく言うところがありません。(笑)
8時半集合だった企画が8時前には全員集合しているという気合の入り方・・・素敵です。
・・・今回の皆さん文句ありません(笑)
だから、できてる学生さんはより上の医療人を目指すために、医療人の先生にドンドン食らいついて行ってうるさい事言われるようにしたらいいんじゃないかと思う。
なまじっか、「いいね~」なんて誉められたら「こんなんで誉めるな!ナメンナヨ!」と教員に食ってかかるくらいでいいんじゃないですか(笑)
さて、 こういう企画のいいところは、希望者がわざわざ来ているので、
『やる気ねえなら帰れ~!』などと絶対的にこっちが苦しくなるような指導をしなくて良いところである!
できないのはやる気の問題ではなくて具体的な技術の問題なんだからアドバイスのしようもあるってもんです。だから、参加者は気持ちよく動けるのだと思う。
さて・・・
こういう受け身の活動(怪我人が出てから対応)のモチベーションって、どこを目指すもんなんだろう・・・?なんて考えてみた。(湘南きってのライフセーバーはしけんさんの意見も聞きたいところだ)
一般に、仕事といえば何かを獲得(売上)してくるために動くものがイメージしやすい。
しかし、 この仕事の場合、売上(怪我人)を望むようなものではない。
「仕事がないのが望ましいけど、ある時には重大だから質を高く準備する」って言うのは簡単だけど、モチベーションを維持するのって結構大変なんじゃなかろうか?
実際、私なんて企画(大学側)の発案者であるため、
『これって怪我人がゼロだったら、学生は「なんだよせっかく来たのに意味無いじゃん」なんて文句言うのかな~?』なんて腹の底ではハラハラしています。
だって、大学で学生に呼びかける時、「実際の怪我人に対応する経験ができるから」なんて言っているわけだから。
だからと言って、『怪我人出ろ~!』なんて念じるのは人としてどうなんだ?って思いは当然ある。
何かが起きてから対応するのだから、当然、「何も起きない」ことだってありますもんね。 だから、すぐに飽きた素振りをしてしまうタイプはトレーナーには向いてないかもしれません。
平常時になにかを発見しながら楽しんでくるような人がいいのかもしれません。 『面白いというから行ったけど、何にも無くてつまらなかった~』と言ってしまうお方には声をかけにくいですからね。
意味があろうが無かろうが行きます!ってタイプに意味がある体験ができる気がする・・・
『待ちの仕事のメンタリティー』
なんか重要そうじゃないですか?
今回もN谷さんには、駐車場や、弁当の手配に始まり多くの配慮をしていただきました。
本当にありがとうございます。