さて・・・初めてゴルフで優勝という経験をしたついでに、恩師とのハンデについてのやりとりを思い出したのだが・・・
ふと・・ 「あれ?この感覚って、何もゴルフだけじゃなくて、教員と学生の人間関係とも大きく関係するんじゃないか?」 てなことを考えた。
つまり、『教員は学生さんにハンデをつけているからこそ、平和に接してられる。』と。
生徒に失礼な態度(私語、居眠り、バカにされる、などなど)されても、事件になるほどの喧嘩にならないのは、その学生に多大なるハンデをつけているからこそできる業なのではないか?
これが、ノーハンデでフェアな付き合いだとしたら、私は正気でいられる自信がない。
もちろん勉学の方だって、学生さんにハンデをつけているからこそ、「なんとか分かる言葉で伝えよう」という気持ちが生まれるのではないかと?
教員は適切にハンデを付けながら学生さんに接し、学生さんはハンデを「要らない」などと言わず存分に生かし、全力をつくす。
そしてお互いの目標は「卒業時にはハンデ0(ゼロ)の付き合いを目指す!」
(できれば、教員にハンデくれるくらいに・・・笑)
これが良好な関係なんじゃないかと思ったら、上手くいっている学生さんとそうでない学生さんとの違いが自分なりに説明ついたんです。
大切なのは「自分はハンデをもらっている」という自覚があることなのではないかと考えました。
もっと言えば、教員は「これはハンデ付けてる仮の付き合い・・・」という事を伝えておくべきなんじゃないか?
そんな気がする。
ハンデに無自覚で、「俺はハンデなんかもらってね~ぞ!」って態度の学生さんがどれだけ損してるか・・
学生生活を卒業するというのは、これまでの「ハンデ漬け」の生活から一気に「ハンデ0(ゼロ)」の世界に飛び出すことだ。
だから、イジメだって起こる。
そっちの方がむしろ自然なんだが、ビビるでしょうね~
今までがハンデのある付き合いだったことに無意識だったとしたら!
な~F田くん。(笑)
思えば、私はいつも「あんたは出会う先生に恵まれてるね~」と言われ続けてきた。
事実、私もそう思っているのだが、私は昔から先生に対して、「こんな凄い先生にかまってもらえるなんて、どんだけありがたいんだ!」とすぐに興奮してた。
思えばこれはハンデを頂いている意識があったってことなのかな?と振りかえっている。
ハンデをもらっている自覚のある人に対して上位の人は優しい(厳しく叱ってくれることも含めて)という経験を積めたのかもしれない。
さて、教員はゴルフと同様、学生さん全員に等しくハンデを付けているわけではない。
例えば私なら、やっぱり野球をやっていたという学生さんにはついハンデを少なくしてしまう。
組員なら尚更だ
結果、つい厳しくなる。
これはイケないんだろうか?とも思ったが、「ハンデを少なくして付き合ってる!」と考えたら、むしろ敬意を持って付き合ってるとも言えるんじゃなかろうか!と開き直る材料にすることにした。(笑)
組員の学生は私の近くに居る時に、失礼な態度を取っている学生を見ると私が怒るのではないかとヒヤヒヤして「お~いヤメロ~」などと心で叫んでいるが、そこで私が怒るわけはない。
組員と一般の学生さんとはハンデが違う(笑)
そこがプライド!
このブログを読んでいる貴方が、学生さんで
『なんで、俺だけ怒られるんだ・・・』なんて不満に思った時には
『ひょっとして俺ってシングル※なのか?』って視点を変えてみたら案外当たっているし、喜ぶべきかもしれません。 ※シングル=ハンデ一桁の高レベルという意味!
逆に「あいつが怒られてて、なんで俺怒られない?」と言う時はむしろ要注意かも!
大量のハンデが付いているかもしれない・・・