八百長疑惑で相撲界が揺れておりますが・・・
でも、そんなに皆さん、「騙された~!」なんて思ってるもんですか?
それはさておき・・・ 野球の練習について少々考えていることを述べてみたいと思います。
野球の練習といえば、思いつくのが無駄に長い走りこみ・・・というのは冗談で(笑)
ノックによる守備練習や、バッティング練習やピッチング練習、あたりではないでしょうか?
で、これやっときゃ「野球」が上手くなるのか?(つまり試合に強く、もしくは上手く)と言われればそうじゃないですよね。
これらはそれぞれ野球の要素を分解して効率的に向上するように練習しているわけで「野球」ではないです。
やっぱり、野球が上手くなるには「野球」しないと上手くならないわけです。
つまり「試合」です。だから、試合を沢山積むことは重要です。
実際、試合経験を積めば誰でも野球はかなり上達します!
なんですが・・・
野球は試合をやろうとすると結構、準備やら何やらで大がかりになるし、試合に参加しない「補欠」も出現しますので、効率は一気に下がります。
ですから「勝つために止むなし」と開き直った強豪校は、有力選手をレギュラーとして固定しひたすら試合に出し続ける事で経験を積ませるわけです。でも不満持つ部員出ます。(親?)
皆に均等に経験を積ませようとしますと、そりゃ~練習は長くなるわけです。
「野球は持久力のスポーツじゃないのになんであんなに練習が長いんだ!」などともっともなご指摘を受けますが、確かに競技特性だけを見れば2時間もあればいけます。
レギュラーのみの練習で、且つプロみたいに準備や雑用を文句無くこなしてくれる作業員が用意できるならば・・ありえない
このような事情の中で指導者は色々と練習をやりくりしているわけです。
その辺の悲哀に目を向けるのも観戦ポイントです(笑)
ちょっと前ふりが長くなりましたが、野球のトレーナーを目指している学生さんには、この辺りを理解しておいて欲しいところです。
さて、先ほど挙げました野球の一般的な練習は投・打・守のそれぞれの個人技能を向上させるためのものです。
意外に意識されないのですが、数あるボールゲームの中で野球の最大の特徴は何かといいますと、「人間が得点となる」という事です。
つまり、その他の球技、サッカーやバスケットであれば「ボール」が点数になるのに対して野球は「人」つまり「ランナー」がホームインすることで得点となります。
ホームランなどがクローズアップされ易いのですが、打撃はあくまで「走者を進めるため」の一つの方法です。
つまりチームが野球が上手く(強く)なるという事は、攻撃であればランナーを進める事が上手い!守備側であればランナーを進めさせない(もしくは出さない)という事なんです。
その攻防こそが「野球」ということになります。
ですから、ホームラン打者をズラリと揃えた野球を見ても「面白いかと思ったけど案外そうでもないな~」なんて感じになるんです。
高校野球が面白いのは案外その辺だったりします。 走者が走り回る面白さと言う点で言えば少年野球は最強です(笑)
なにせ、予想外のエラーも続発しますし、ランナーも判断がこどもですから(当たり前)、もはや、鬼ごっこです(笑)目が離せません!
その観戦の面白さは野球の原点かもしれません。
本論に行く前に規定打数・・・
もとい・・規定字数が来ました(汗)
これじゃあ「八百長」の話題を出した意味が・・・(汗)
続編書きます