先日、本学でキャリア支援セミナーと称して、コンサルティングの専門家による講演会があった。
講演の内容は「プロフェッショナルとして働くということ」についての概念であった。
話の中で、「誰かに言われたり、TVやインターネットなどの情報を鵜呑みにしないで慎重に自分で確認することが大切!」というのがあった。
いや~確かに!フムフム・・・
などと納得していたら、次のアドバイスが、
「アドバイスを受けたり、これだ!と思ったら即実行してみること!」
なるほど、よいアドバイスを受けてもすぐに実行しないでそのままにしている人が多い!それではチャンスを逃がしてしまう。成功している人は即実行している!
フムフムなるほど・・・確かに・・・俺はモタモタしてるな・・・ などと反省する。
はて・・?
片や、情報は鵜呑みにせず慎重に・・・ 片や、即実行のススメ・・・
これは難しくないのでしょうか?
いや・・・勿論、それぞれの理屈において納得できます。
ただ・・・ただですよ・・・慎重にすべきなものと即実行にすべきなものを的確に判断できるもんですかね・・・
何か、説明足らずなような・・・
そこの判断基準を聞きたいと思うのは私だけでしょうか・・・?
で、これまで生活してきた中で思い返してみますと・・・
慎重になって熟考していることで、 「落ち着きがあるな~、冷静に考えているな~、時代に流されてないな~自分を持っているな~」などと誉められることもあれば、 「いつまで悩んでいるんだ!決断が遅い!やる事が遅い!行動力が無い!」などと悪く言われることもあります。
即実行に関しては、「決断が早い!行動力がある!挑戦心がある!」などと誉められることがあるかと思えば「何も考えてない!落ち着きが無い!危険人物!」などなどと怒られることもありますね・・・
どっちでも、いい時もあったし悪い時もあったような気がします。
ですから、これはもう「これが私の生き様なのだ」と腹を括ることが大切なのではないかと思います。
重要なのは、他人と比較しないことではないかと思います。
自分が熟考しているうちに、他の人が即実行で早い者勝ちとなり、オイシイ所を持って行ったとしてもそれはその人の判断が正解だったということで「あいつはキタネ~」なんて言ってはいけないと思います。
逆に他の人が熟考しているうちに自分が即実行したら大失敗をしてしまい、自分の姿を見て参考にした人が後から上手くやってオイシイ所を持って行った・・・なんて事もありますがそれはそれで『後の奴の方が有利じゃね~か』なんて文句言ってはいけないと思います。
むしろ、称えるべきだと思います。それが自分のモチベーションになります。
なんだか、そういう感じで文句言いながらストレスを貯めてしまっている人が多いと思います。
仕事をしていると、どっちの場面もある事は、社会人の皆さまには納得していただける感覚かと思います。
なので、学生さんに言いたいのはどっちのタイプも辞めないで続けることではないかと思います。
熟考タイプが即実行を求められてモタついてしまい怒られてしまったとしても、そこは何とか誠実に頑張るようにする。
そのうち今度は熟考が求めらる場面もあったりしてそこでは積極的に力を発揮する場面があったりします。逆もまた然りです。
いずれにしましても、最後は「自分らしく」行くしかないのだと思います。
社会に出て、そういう岐路に立つ時が来ます!
・・・で「自分らしい」って何よ・・・となるわけですが、
とりあえずドンドン動いてみて「あ~自分ってこんな失敗する奴なんだ~」なんて事をナマナマしく感じることが大切なのだと思います。
それが自分らしさの把握につながります
20歳あたりで思っている「自分らしい」は「自分らしくない」事が多いですから(笑)