kokokaramakuruの日記

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保証書出す人には保証はない

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 先日、某先生から「やる気があって、しっかりして推薦できるの誰かいるかな~?」てなことを言われた。


こういったやり取りはトレーナーに限らずよくあるのではないだろうか?


 だから、大学ではよく学生に対して「しっかりしてる奴じゃなきゃ推薦だってできないぞ!」と言う説明をしている。


 さて「しっかりした人誰かいる?」というのは、簡単に言えば「保証できるのいる?」と言い換えることができますよね。


何を求められているか?と言えば、


「すぐ辞めない、キレない、明るい、イジケナイ、理不尽言われても笑顔、休まない、裏切らない、忙しそうにしない、周囲と上手く付き合える、気持ちよく手伝える、赤点取らない(もしくは努力する)、誰の話も聞ける、人によって態度を変えない、自分のやりたい事がある・・・」などをトータルで考えて求められているのだと思う。


 さて、私が学生を、他人に対して保証して紹介するためにはこれらの項目を「どこまでいけるか?」を試さなきゃいけませんよね?


 例えば、耐震製品なら、『震度5まではイケます!』というのを保証するためには震度1~6までやってみて『5まではイケた』と試さなかったら言えないですよね。


『6までやったら壊れた』を経験しないといけないですよね。


 てことは、これを人に置き換えたら、例えば、「キレナイ奴か?」を保証するためには、無理難題をふっかけたり、いじめてみたりして「どこまでやったらキレルか?」をやらなきゃいけないですよね・・・


もっと言えばキレさせないと試験にならないですよね。


そしてキレたら指導してキレる閾値を上げて行かなきゃいけないですよね?


う~ん・・


やな作業だな・・・リスク高いな~(汗)


私は、中学野球の監督に「アイザワは俺が今まで一番イジメたキャプテンだ!だから信用できる」などと言われ、今となっては有難いとも思えますが、当時は部の責任を全部背負わされて胃潰瘍になっておりました。確かにストレスに強くなったというか、やられっぱなしでも反抗する元気が無くなったといいますか・・・(汗)とはいえ、結構ギリギリな状況もありました。かなり結果オーライです。


ただ、その信用のおかげで色々な人を紹介してもらったり、バックアップしてもらいました。


 よく、誉めて育てるといいますが、誉めてたら自分に危害が来る事はありませんが、他人に「こいつはイケます」という保証書は出せません


私は「平和に誉めて派」なのですが、「次の人に紹介する」と思った瞬間、「反発必至なイヤな事も言わなきゃ、次に紹介した人に迷惑かかるしな~イヤだけどしょうがない」という事を考えます。


 組員の学生を思い出せば、F田くんには逆ギレされるし、T田君には軽んじられるし、N井君は3回ほど音信不通になるし、F尾君やK崎君には泣かれるし、M木君にもナメられるし・・・挙句にミートには「僕のやりたい事は先生のとは違うんです」などと反撃食らうし(汗)


 でも、おかげでそれぞれの個性が分かり、外に紹介することが可能になりました。


これらの作業に保証はないです。(だからギャンブルみたいで面白いけど)


最近、「保証書を出す作業してる人」の存在を忘れがちなのではないかな?と思います。


私が学生さんに伝えたいのは、しっかりした奴じゃなきゃ使えないという説明はされてるけど、そうなるための指導はやりにくい状況だというこっちの事情を『学生さんが知らない』ということです。


うちの学生は磨けば輝く学生が多いと感じるんです。


 学生さん・・・


磨く側(ここでは教員)が磨く作業を非常にやりにくい世の中なんです。


 そこんとこヨロシク!


 手出ししにくいのですこっちは!


(しかも、こっちから俺について来いって言うのは恥ずかしいのが教員というものなんです・・笑)


 私は「野球界」というキーワードで恥ずかしいのを隠してるだけなんです!


だから、 そっちからきて~(笑)


自分の保証書を書いてくれる人(師匠)とドップリ付き合う学生時代を過ごしてください!


ウチはやれる大学だぞ!


ワケ分からん文章になりました、スイマセン 


なんか最初は、保証書出す側の作業をしましょうよ、みたいな事を書くつもりだったけど、書いているうちに学生さんに伝えたいことの方が大きくなりました。