つづきです(前の前の,ら読んでください)
『見る』と『打つ(動く)』をハイレベルで同時にやる。
そこを技術ととらえ、それを出来るようになるにはどうすべきか?
と考えれば練習方法は湧き出てくる!
というより、これまでの練習の質が全く変わる。
『見る』と『動く』を同時にできる回路を持つ(作る)イメージとでもいいましょうか・・・
つまりティー打撃なら、よく見ても、からだを硬直させずにスイングできるか?という課題を持つべきなのである。
試合の打撃ではよく見ざるを得ないわけだから、そこで硬直しないでスイングできるのか?
ひょっとしたら、それができるかが、持って生まれた才能なのかもしれませんが、
努力したらできるんじゃないか?と信じてやった方が面白いと思います!
もしかしたら高校生には無理難題なのかもしれません!
しかし、 目標の技術が明確になれば努力はしてくれるはずです。
「お前はメンタルが弱い」などというものに立ち向かうよりは、やりようがあるのではないでしょうか?
こんなことを考えてたら、私は剣道や、空手、ボクシングなどを見ていて、よくあの高速の中で攻撃したり、よけたりできるものだと不思議に思っていたのですが、この辺りの感覚を伺うことができれば、野球のヒントが満載なのではないかと思います。毎日稽古して、ようやくできるようになるのかもしれません。
私が学生時代に受けた授業の体験からいけば、相手の攻撃を見てたらからだが硬直して見えてるのに打たれましたもん(汗)
こうしてみて考えさせられたのは、
名選手が打撃の奥儀は「よく見て打つ」みたいな事を言うのは、素人をバカにして簡単なセリフを言ってるなんて生易しいものではなく、それが出来たらプロですよ!というくらいの重みがあるのではないかということなのであった。
よく見て、且つ、強く鋭く振る・・・これ凄いです!
超難題です!
身体との対決です!
だから、これは簡単にはできない技術と認識して取り組むところから、選手も指導者もスタートした方が早いかもしれません。
特に元名選手は「自分はこれができてたからよく打てたんだ!」という事を自覚すべきポイントなのではないでしょうか?
そこを無自覚で、自分のフォームなどの持論を展開したら・・・「その回路の無い選手は同じフォームをしてもできませんよ」となり、「名選手、名コーチ非ず」などとなってしまうのではないでしょうか?
小笠原や金本が単調な練習を繰り返しやっている映像では凄い目つきでやってます。
これはきっと「よく見ても、身体を硬直させずに打てるスイングを身につけておかないと試合では使えない」って思ってるのではないかと考えたら「す、すげえ・・・」と考えるようになりました。
基本=奥儀の代表例だと思います!
勝手に興奮して書きました!
これ考えてる時に中西啓太から電話で「大学の練習で頑張ってる報告」がありました。1時間を越える長電話になったことは言うまでもありません。(笑)