4月6日
今日は私の研究室に小学生が3人とそのお母さんが現れた。
3人ともクリンクリンの坊主頭でとても可愛らしい野球少年であった。 なぜ小学生が大学の研究室に?
ということで説明すると、本学の事務員さんで樋口さんという元高校野球監督の方がいる。その方の教え子の中に地元熊取町で少年野球の監督をしている方がいて、以前、一席もうけたことがある。
そんな縁もあり、そこの選手の一人が野球肘で本学の病院を訪れ、その流れで私の研究室に訪れてくれたのであった。野球肘の少年(小6)とその監督の息子2人(小6、小6)であった。
この小学生3人が異様に目が輝いており、お父さんが相当に吹き込んでいることは明白であった(笑)あと、部屋に飾ってある先日の甲子園決勝のペナント(事務のM富さんが買って来てくれた)も威力を発揮したようだ(笑)
さて・・・
その小学生の期待にどう答えていいものやら・・・
こんな質問をする・・・
「野球に一番大切な部分はどこだと思う?」
「脚かな?」とか「腰の回転!」などという答えが返ってくる。まぁ、こういうのはその後の話の展開でなんでもいいと思うのですが・・・
私の答えは「目」である。
「見えなきゃ打てないし、捕れないでしょ?」
なんて言うと小学生は意外な答えに「あ~確かにそりゃそうだ」となる。
「目を大事にしない選手はいい選手になれないよ」と続く・・・
勿論、メガネでも大成している選手がいることは私も知っているが、私は小学生には大概この話をする。
それは、これを言うと、生活を見直す重要性を具体的に説明しやすくて保護者の方や指導者の方の後押しができるからだ。
目を大切にする。
例えば「テレビやゲームを見すぎない、携帯をいじりすぎない、暗い所で本を読まない。姿勢を良くして勉強する。早く寝る」などにつながる。
これは保護者の方に喜ばれるし、子どもも納得して言う事を聞く事ができる。
こんな事を気にして指導するように心がけてます。
あんまりウケを狙って過激なことをいうとその場ではウケても、その後の日常を過ごす保護者さんや指導者さんにとってはたまったものではない
(例 『野球がうまけりゃいいんだ!』 みたいな)
そして上手くなるためにはマネをするといいよ!ってな話をしようとした時である。
「好きな選手は誰かな?そういう人に似るようにやって、似てたら合ってるんだよ。そういう目標が無いと自分のやってるのが合ってるかわからないでしょ?」
と言って、小学生の好みを聞く。
私はダルビッ〇投手や藤川投手や小笠原や金本あたりかと予想していて、
「ダルはね~左でも投げるんだよ」とか
「藤川はこんな事考えてるんだよ」とか
「小笠原選手はこんな基本を大事にしてるんだよ」とか
「金本選手はこんなトレーニングをしてるんだよ」
などとマニアネタを披露して
「〇〇選手みたいになるにはこうだ~」
などという専門家らしい話をして終わろうと思った次の瞬間・・・
彼から出た名前に絶句した・・・
「守備なら広島のソヨギです」
「へっ? ソヨギ? そこくるか~ (汗)」(やばい、シラネ・・・汗)
「君・・・渋いね~」と言って話は終わってしまった・・・
最後にひと盛り上がりして終わるはずが・・・
オチがつまらなかった漫才のような対談を終え、敗北感のただよう笑顔で小学生と分かれたあと、プロ野球マニアの清原くんへ電話する。
「ソヨギってどんな?」 「ベストナインになってるような選手です」との答え。
結構、有名なんじゃないの・・・
私のプロ野球・・・
特に広島の内野手・・・高橋ヨシヒコ、正田で止まってるとまでは言いませんが、野村ケンジロウあたりで、もはや興味うすれ・・・
近代野球に詳しいどなたか・・・
「ソヨギ選手のようになるには・・・・」というのを、どう説明したらいいかお助けください。
12球団のレギュラーを把握してる方・・・
小学生におすすめの選手などいましたらそれもお願いします・・・