7月1日生野区のプロ野球選手御用達のお店で美味しい焼肉を食べた。
誘ってくれたのは、5年前に私がお世話になっていた成蹊大学剣道部の武藤先生(写真前右2人目)であった。
2日から始まる剣道のインカレのために大阪に来ていた。
試合前夜の激励会に参加させてもらった。
武藤先生については、過去のここのブログでも紹介させてもらっている(2009年9月1日、2010年11月4日) またブログもリンクに入れさせてもらっているので、本学の学生さんにはぜひ読みこんでもらいたい。
さて、私はこの先生の選手育成に関する理論や、事象に対する捉え方が大好きで、こうして離れてからも交流をさせてもらえることに非常に感謝している。
なんとか、こっちの組員をこの先生に会わせてやりたい!
というのが私の念願であった。
もっと言えば、日ごろの私の指導は
こういう先生と充実した時間を過ごすという贅沢を味あわせるためであるといっても過言ではない。
というわけで、この会は武藤先生のデシを激励するのが主旨の会だったはずなのだが、「こんなチャンスは滅多にない」と力んだ私は無理を言ってこちらのデシ4名(深尾、水島、平下、吉村)も参加させてもらった。
いや~充実した時間となりました。
焼き肉もとても贅沢でしたが、武藤先生の話を身を乗り出して聞ける時間もこれまた極上の贅沢でした。
「スポーツ医学と医学の違い」
「スポーツ科学は周辺であり本質ではない」
「安全を追求すると限界が下がる、限界にいってみてまた限界が上がるという世界があるハズ」
「非と無は違う→非には超越するという意味もある、非常識と無常識は違う!非常識から現れる世界がある」
「無駄が大切!自分でやった無駄は必ず生きる!」
「自分の技術を伝えることができると思う方がおかしい」
「トップの人ほどつまらなく聞こえる答えが返ってくる」
「誰にでもできることを、誰にもやれないくらいやる」
「素人は戦術を語り、プロは兵站(へいたん)を語る、兵站とはロジック」
byミートメモ
というような、箇条書きでは分かるような分からないような話ですが、こんな話をしてたらあっという間に2時間経ってしまいました(笑)
他大学の学生なのに、子ども扱いせずに学生に語っていただき本当にありがたかったです。
私思いますに、こんな先生とじっくり時間を持てることも学生時代にしかできないことなのではないかと思いました。
成蹊大学の剣道部の皆さんとも交流を持たせてもらいました。
いつか相互の交流ができるようになったらいいと思います。
深尾くんが聞きました
「無になるとはどういうことでしょうか・・・?」
武藤先生
「う~ん、難しいよね・・強いて言えば熱中症の寸前じゃないの?あれって無でしょ(笑)だって監督とか怖くなくなるもん」だって(笑)
確信しました。
私がしてきたことはこういう先生と「正しい話」をしてるんじゃなくて「楽しい話」をしてるんだと・・・・(笑)
このニュアンス、分かる人には分かってもらえると思います。
モノを動かしてる人との「楽しい話」の感覚を・・・
(わからん人には、目くじら立てて怒られてしまうんですが・・・汗)
補足はこちらのデシがまたコメントしてくれると思います。
武藤先生、成蹊大剣道部の皆さんありがとうございました。