6月26日
星林高校、O山部長から電話がくる。
「今年の夏の組み合わせが決まりましたんで~またメール送っておきます~初戦は不戦勝で、日高と和歌山西の勝者とです~」 とのことであった。
「わかりました!また応援にいきますんで!」
と電話を終え、ちょっとホッとする・・・
「よし、その相手なら頑張ればいい試合にはなるのではないか・・・」
「『あの高校』がどこにいるか?」という事がまず第一の関心なのである!
『甲子園にイケなきゃ、1回戦負けも決勝の負けも同じだぜ~』などとウソぶく人がいるが断じて違う。
私は高校時代に初戦敗退を経験している。
昨年も経験している。(しかもコールド負け)
やっぱり一つでも勝てれば嬉しいもんだ!
というわけで、「あの高校」でないことが非常に重要なのだ!
という事で、まず我が星林の位置を確認・・・
「フムフム、確かに日高も和歌山西も侮れん!というか、近況からいけば、ちょいと格上かも・・まぁいい・・・頑張るぞ!」と決意し、
「あわよくば上位進出してほしいな~」
なんて気を許してトーナメント表にもう一度目をやると・・・
「ん・・・?」
すぐお隣さんに、「あの高校の名前が・・・」
『オイッ!』 私は一人でトーナメント表にツッコんだ(笑)
ど~うも、O山部長が初戦の相手だけ言って、あとは「メールを送っておきます。」
とアッサリしていておかしいと思った(汗)
いつもは「あの高校はあっちです」などと言っていたのに(笑)
それにしても 〇山部長のクジ運は素敵だ!(笑)
そういえば抽選前日、最後のミーティングで、
「いいか!組み合わせが決まっても、絶対に勝手に油断したり余計なことを考えるなよ!足元すくわれるぞ!」と説教していたが、これなら油断することはあり得ない!
これから大会までの期間、適度な緊張感と充実感を持った日々を送ることができる・・・
これは非常に意味あることになる!
星林高校の飛躍のきっかけになるかもしれないと思えてきた!
持ってますねO山部長・・・・見事すぎる・・・
どうせやんなら
『あの学校』と、どの程度やれるかを試したい!
というのが和歌山球児の気概ってもんですな!
これだけ、ちゃんとしたわかりやすい王者がいるってのも目標になっていいもんです!
というわけで、初戦は王者への挑戦権をかけての大事な一戦となります!
プロ野球でいえば日本シリーズ前のクライマックスシリーズみたいなもんです!
いきなりクライマックスシリーズというのもナンですが(笑)まずは初戦を突破できるように念じていきたい。
頑張れ星林!
それにしましても、名門校の不祥事などが後を絶ちませんね。
ただでさえ不安定な高校生が、最後の夏の大会をいかに無事に迎えるかというのは実は当たり前のようで非常に難しいことだと思います。
外から見てますと、「勝ったの負けたの、強いの上手いの」というところにばかり目がいきがちですが、強い高校もそうでない高校もそれぞれの事情の中で一生懸命にやっています。
筋書きのないドラマとはよく言いますが、それは試合ではなく、これまでのプロセスそのものだと思います。
そんなプロセスをバックアップする楽しみを学生さんと共有できたらな~なんて思ってます。