9月24日
星林高校の2回戦があった・・・
結果は写真のとおり・・・・(最終回は0点・・・)
ナカナカうまくいかないものです・・・
前回の新人戦で、ボコボコに打たれてしまった投手I君が、その悔しさをバネに奮起し粘り強い投球を見せて完投した。
I君の頑張りは練習姿勢からも感じることができた。
「これはいいぞ・・・」
私は期待が膨らんでいた。
・・・がしかし、 投手が気合を入れなおして奮起していると思ったら、今度は前回の新人戦で大当たりだった新4番が何を勘違いしたのかその後極度のスランプに陥ったらしく(本人談)、試合前日にまるで気迫なし・・・
しかも雰囲気悪し・・・チームに悪影響を出してる・・・
アイタ~
私から見ればスランプではない。
元々は不器用な選手で試合に出すのも危なっかしい選手なのだ・・・
新チーム当初は、彼も自覚しており自信なくプレーしていた。
そこで私は「お前は素質あるぞ~」とおだてまくり、「ホントですか~?」と半信半疑な状態の彼に打撃を仕込み「ツボに来たら飛ぶ」というレベルまで何とか持って行った。(てことは打率は低いのは覚悟の上)
その「ツボ」にハマった新人戦はフェンス直撃のヒットを打つなど大フィーバーであった。
私だって、それ見て「ヨッシャ!」と胸を弾ませてしまった。
またやってしまった・・・
彼を勘違いさせたのは私です・・・反省
そうです、これはビギナーズラックなのです・・・
「ビギナーズラック」
『要するに初心者は何も知らないから、大先輩である小生の意見を忠実に守る。わたしのほうは、細かいことを教えないで、ベーシックで大事なことだけをまず教え込む。それをクソマジメに信じ込んで初心者は挑む。自分が何をやっているかもよくわからないでしゃかりきに挑む。
~中略~
ビギナーの無知と熱気がこれを可能にするのである。つまりある意味で謙虚でないといけないのだが、同時に熱狂的な集中が必要とされる。かくして何をやっているかわからないのに熱中していれば当たるという結果がここに生じるわけだ。これがビギナーズラックなんだな。』(開高健 「知的な痴的な教養講座」 集英社文庫より)
そして、開高氏はそのつづきとして・・・
「ところが諸君、うまくしたもんで、プロとアマの違いというのが次に出てくる。
よっしゃというんでにわかに目覚め自分の金で竿を買い、リールを買い川岸に出かけていって釣りをやりだすと、とたんに釣れなくなっちゃう。
~中略~師である小生の教えがまちがっているのではないかと思い始める。見よう見真似、創意工夫でいろいろやってみるそしてますます釣れなくなる。
泥沼にはまっていく。これがビギナーズラックの次の段階にやってくる付随現象なのである」
まさに・・・・ その通りかと・・・
この経験をもとに彼が成長してくれることを祈ります。
チームの取り組み姿勢は本当に良くなってきているのでなんとか信じて継続して欲しいと思います。
負け惜しみですが、今回は準備が間に合わなかった魅力的な投手が星林にはいます・・・
まだまだ私は諦めませんぞ!
実は燃えてます。
次の春を目指して頑張ります!
とりあえず、 勘違いして悲劇のヒロイン気取ってる4番に以下の考えを仕込むのが次回の仕事と思っている!
「魚釣りにかぎらない。ギャンブルでもそうであり、仕事でもそうである。ビギナーズラックが単にまぐれでもなければ偶然の所産でもなく、謙虚でかつ熱狂的集中によって起こったことであると悟ったとき、初めてラックではない当たりはやってくるのだよ、諸君」(一部改変)
う~ん・・・・私が一番肝に銘じるべきですね(汗)