kokokaramakuruの日記

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極上の極真体験

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9月25日


もはや恒例となりつつある極真空手大会の救護サポートにいく。


今回の参加は柔整学科の3年3名、2年5名、1年3名であった。


教員のほうも、I先生に加え、治療所のH島先生も参加してくれた。


 準備の段階から学生主体で行うことができるようになり、活動も大変スムーズに行うことができた。


 幸い、学生が打ちのめされてしまうような大きな怪我人が出ることなく、手に負える範囲の作業となったので、学生にとっても程よい緊張感の中で活動することができた。


経験者の3年のミートやO田さん、S原さんが後輩を動かしながら仕切ってくれるようになったのも大きい。


 さて、今回は極真の師範の皆さんが学生にビッグプレゼントをしてくれた。


 ナント、本格的な体験稽古をつけてくれたのである。


参加した10名に師範の皆さん7名という贅沢な体制を用意してくれた。


 おおまかな内容は、基本的な礼法に始まり、構えかた、呼吸、パンチにキック、コンビネーション、そしてデカイマットのミット打ち!


最後は小学1年生のサンドバックを経験しました。


 「パンチは打つ手の方より引く手の方に重点おく」


「キックは蹴りたいところを膝で見るように向け、そのあと足を解放してやるイメージ」


「相手の眼を見ながらカンで打つ」


「腰についている槍で刺すようなイメージで腰を回す」


「攻撃の後のバランスを保っていることが重要!」


 などなど、ホントに贅沢な実践的アドバイスを沢山いただけながらの体験稽古であった。


あっと言う間に2時間が経過してしまった。


まさか、こんなに本格的に指導してもらえるとは思っていなかったので私は感激だった!


 私が学生さんに伝えたい感覚の一つは、この『本格的』な取り組みである。


しかし、学校の現場ではこの『本格的』という空気を作るのは難しい。


 どうしても、加減しながらというか、「まぁホドホドに・・・」という形にならざるを得ない実情がある。


 しかし、私の経験上でいえば、なんでもいいから『本格的』な体験をしておくと、


自分のやっていることに誇りを持ち、その一方で他の文化を尊重する姿勢につながるのではないかと思っている。


そんなワケで、師範の皆さんが大変熱心にしかも、ほぼマンツーマンで指導に当たってくれた今回の稽古は学生に大きな刺激と自信を与えてくれた。


 師範の先生の説明が本当に分かり易いうえに、欠点を指摘をしながらも誉めてくれるので、やっている学生の方は素直に吸収することができた。


私自身も大変に参考になった!


 拳の皮はめくれ、帰り道に階段も上がることができなくなるくらいに学生が稽古にのめり込めた 。


どうです、この終わった後の学生の表情!


清〇くん(右6人目)など、もはや治療家の眼ではありません(笑)


その左のミートまで強くなったような顔しております(笑)


皆、疲れたはずがイキイキしておりました。


 


 そして、ありがたかったのは師範の一人のM本さん(上段右4人目)が、


 『話を聞く時はフラフラしない!』


『片脚に片寄る立ち方をしない!』


『腰に手をやらない!つらいのは分かるが頑張ろう!』


 という、「教わる人間の姿勢について」教えてくれたことでした。


こういうのは、まず言ってもらえないです。


普通は「よその子だから言うのやめとこう」で放置です。


だから、『教わる姿勢』こそ学校で指導しておくべきですが、ナカナカ出来てないのが実情です(汗)


学生さんには、極真の皆さんの


「縁あってこうして拳を交えている以上仲間だろ!」というスケールと、


「いい治療家になってくれよ!」という願いを受け止めて欲しいと思います!


 


極真の皆さま、今回もありがとうございました。