kokokaramakuruの日記

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対応力

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11月17日
恒例の極真空手大会のサポートにいく。


学生12名にプラス昨年卒業したOB2名(ミート、F君)というメンバー構成であった。



うちの大学でOBということは柔道整復師の有資格者であるということを意味する。



とすれば、同行してくれているH島先生と資格的には同格の医療人が増えた救護チームになったということで、救護集団としての能力がアップしていることを意味している。



これで増々私の位置づけが、ただの運送屋と化してくることが嬉しいような悲しいようなという感じである(笑)

このような状況を作ることができてきたのも、毎度のことながら極真の師範の皆さんが温かく迎えてくれているからである。



「師範の方に空手の解説してもらいました」
と報告してくれる学生は大変にイキイキとしている。

いただいたおにぎりを食べれば学生も元気100倍である(笑)



こういう救護の活動は、当たり前のことだが、
「予定が立たない」


あんまり怪我人が出ないときもあれば、沢山でることもある。



今回は1年生も多かったので、

「あんまり怪我人が来たら大丈夫かな~?」
などと案じていたら、今回は骨折やら出血やらという「やりがい」のありそうな怪我人がけっこう出てきた。

その上、突然に集中してきたので、
「これは大変だ!」私は不安になった。



しかし、そこは急性期のケガのプロと化したOBが2名増え、資格者3人体制となったおかげで、学生をアシスタントとして使いながらうまいこと対応していた。

う~ん、この大学いいな~



などと今更ながら感心してしまった。



実をいうと、私もかつて学生時代にトレーナーを目指していた時期があり、けっこう真面目にケガの処置の勉強していたことがあった。



大学の授業とは別にトレーナーの先生の少人数制のプライベート講座にちゃんとそれなりの料金を払って参加していたときのことである。



参考資料の映像の中で、ケガの処置の実際という映像があった。



そこには、スキー場で転倒した際に別の人が上から滑ってきてスキー板のエッジで頭を切ったときの処置という本物映像であった。



「まずは水で傷口を洗い流します」という先生の説明とともにやっていたのが頭の皮をペロッとめくってホースの水で汚れを流しているのであった・・・



私はかつて自分の指をカッターで切って出血したのを見ても貧血を起こしたというほどの情けない性質を持っている。




一発KOであった・・・




せっかくの講座が貧血を起こした時の処置実習に代わってしまった・・・



「こりゃケガの処置するトレーナーはダメだ・・・」と方針転換をせまられた瞬間でもあった(泣)




そんなわけで、怪我人を前にしても臆することなく、むしろ

「こういうのやりたかったんですよ~」と教室では見せないような溌剌さをみせるうちの学生にはつくづく感心する。




現場で活動することで、先輩とも交流が生まれとてもいい感じである。



選手のほうにも挨拶がてらケガの相談にくるようなのもいたりして、微笑ましい。




教科書には載ってないような些細な気遣いの話などを聞けるのも現場ならではですね。




最後になりましたが、極真の師範の皆様、いつも本当にありがとうございます。



この現場を貴重な経験とした学生が社会で頑張っておりますので、体の不調などありましたら頼りにしていただけたらと思います。


 

今回の写真は試合会場の様子です。


(左端のピンク色が学生です。レフリーをやっているのが、いつも学生をかわいがってくださっているM師範です 笑)