kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

勉強の意味

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9月10日


岸和田の浪切ホールにいく。


 野球選手の『肩肘の障害について』の講演を聞きに行くためだ。


野球の選手、指導者、保護者向けの講習会であった。


 この会の事は、本学のPT学科のY先生に「興味あるかと思いまして」と、教えてもらった。


 現在、大学は夏休み期間中なので、近くにいた学生に声をかけて参加した。


 演者の先生は一般の方にわかるような言葉で説明するように工夫してくれていたが、それでも一般の人にとっては専門用語は分かりにくかったかもしれない。


しかし、連れていった学生にとっては大好きな野球に特化した専門的なお医者さんや理学療法士さんの話は大好物である。


講義の名前をつけるとしたら、『野球解剖・生理学』『野球障害論』である。


これは大学ではない授業である。


 でも、基本の解剖や生理をやってるからこそ「お~あの筋の話か!」という理解がある。


 こういうのは結構嬉しいもんである。


 『専門家の話が分かるようになった』こういう喜びは活力になる。


なんてったって、暗い中でのスライドを使った講演であったのにもかかわらず、ミートが最後まで起きていた!これは凄い!(笑)


 


さて、内容について・・・


 整形外科の先生のお話では、投げるということは非常に肩に負担のかかる動作であるという説明があった。


肩関節の角速度は7000°/secになるという。これは1秒間に20回程度回る速度である。


体重と同じ重さの負荷が肩関節の引っ張り方向に働くそうだ!


 そして、肘関節の角速度は5000°/secこれは1秒に約15回程度回る即度であり、体重の約2~3倍の負荷が外反方向に加わるそうだ!


 こういう動作の繰り返しなのだという・・・ う~ん、凄い!


 色々な具体的な症例をあげて説明してくれたので非常にわかり易かった。


続いての理学療法士の先生の説明もこれまた、具体的でありがたかった。


 コンディション(状態)をチェックできることが障害予防にとって大きいということで、チェックするポイントやストレッチなどのやりかたを説明してくれた。


 今回、帯同した学生には


「トレーナーするなら説明は非常に大きな仕事になるので、自分が次に説明するつもりで聞くといいよ」というアドバイスをした。


ある事柄を伝えるためには、どんな図などを使って説明したらどんな風に見えるのか?


・・・といいつつ私が一番「あっ!これパクろう(盗む)」と喜んでいました(笑)


 


私は大満足の講演の帰り道・・・


ミートが悲しそうであった・・・


 その理由を聞くと


「いやぁ・・・医者の先生の実例の中で、整骨院に通いながら誤魔化しているうちに悪化してしまった例が多くて、早く医師の診察を受けることが重要だ!整骨院じゃダメだ』ってな話を聞いているうちに悲しくなってしまいました・・・」 という・・・


 私は嬉しくなった


 こういうショックは大切だと思うからだ!


 「だから投げ方研究する価値があんでしょ?ケガさせないやり方を!私がムキになってる意味が分かってくれた?(笑)」


 甲子園の決勝まで投げまくって、さらにプロでも活躍する投手がいる一方で、県大会の初戦で負けてるのに肩肘痛めてる選手がいる現実・・・


 こんなのどう考えたって、球数の問題ではない!


見た目のフォーム(形)だけでもない・・・


 そこをどう説明するか・・・


 ミートよ・・・そう思えば、私の近くでいつも大変だけど価値あるでしょ?


そう言うと、ミートは「なるほど!」といつもの小悪党の笑顔を取り戻したのでした・・・(笑)


 K崎くんは果敢に


関西医療大学でトレーナーを目指しているK崎です!」と質問しておりました!


こういう気迫もいいじゃない!