去年の10月に社会人都市対抗野球を観戦した時に考えてみたことである・・・
(写真はコメントを入れるのをビビっているという七十七銀行 秋山稔 選手)
野球観戦時に、選手名鑑を購入すると10倍楽しくなる。
野球観戦は単に『打った投げた走った』を観戦しているわけではない。
「お~あの時のあいつがここで頑張っているのか~」とか、「あの時の甲子園の試合はナンタラカンタラ」とか「〇〇高校出身だ!」などの情報を持っていてこその楽しい観戦なのである。
私の周囲にはこういうのが好きな野球ファン学生がよくタカル(笑)
F尾くんなどは、府大会の開会式で前田健太の隣に立った!ということを、私に誇らしげに話をしてくれた(閉会式で隣に立ったわけではない 笑)
中には20歳のくせして「近鉄ファン」だったという先見性の高いのもいる(笑)
さらには、関西なのにベイファンという変なのもいて、
「なぜ吉村選手は打てなくなっちゃったのか?」ということを真剣に悩んでいる 笑
さて・・・本題
選手名鑑を観ていると、私の母校、東海大相模高校出身の選手が随分多い。
プロにも結構いるのでそれを含めると大学以上で現役選手として活躍している選手の数は全国でもトップクラスなのではないかと思う。
つまり、高いレベルで活躍するスケールの大きい選手を育てているという結果になっている。
なぜ、私がそれを面白いと思うのか・・・?
それは、これらの選手が過ごした高校時代の監督は、就任したばかりの当時
「あの監督は戦術練習ばかりで選手を大きく育てようとしていないのではないか?目先の甲子園のことばかりではないか?」
などと悪口を言われるようなやり方だったからだ。
「相手のスキをつくイヤらしい野球、データをしっかり研究する」などの戦術で勝利を目指すために手をつくしていた。
こういうのに対して
「そんなことばかりやってたら、スケールが小さくて高校で終わってしまうような選手ばかりになる」そんな風に言われていた。
あれから10年・・・この結果
あり?どういうこと?
「あのやり方では選手は大きく伸びないんじゃなかったの?」
私は、この現象に対して以下のように考えてみた。
「戦術を仕込むということは、実は野球の楽しさを伝えている」ことになっているのではないだろうか?」
セコイ作戦考えるのだって頭を使う。
頭の使い方を仕込むのが戦術を仕込むということなのだから、それは面白さを理解することなのではないか?
素質の「打った、投げた」だけの追求だと
「まぁ、俺のいけるのはこんなもんだろ」という感じで飽きるのが早いのではないか?
それに対して、戦術を考える習慣が、「こういうやり方もあるんじゃないか?」と様々なアイディアが浮かぶ頭脳作りに役立っているのではないか?
つまり野球に飽きない!
だから長く続けているのではないか? と考えました。
となると、ジュニアの時に「戦術を仕込む」ことはかなり有効なのではないかと思います。
戦術指導=野球の面白さ理解
⇒だから野球を飽きずに続けられる
そんな風に思い
先日は星林で
「助走位置変化距離撹乱戦法」ならびに
「挟殺時走者捨身転倒野手巻込法とその対策」を仕込みました(笑)
ちなみに秋山選手の中学時代に仕込んだ戦術は
「職業野球選手皮手袋強奪法」