つづきです(前から読んでください)
ある時、ふと掲示板を見ると「奨学生の説明会」とやらの文字が目についた。
「なんじゃこれ?」友人に尋ねると
「あ~成績上位者に返さなくて良いお金が出るやつの説明会だよ、1位は年間50万だったかな」という返事。
「何!そんなのあんの?」当時、銀玉遊びで負けが込んでいた私は飛びついた!
それは大学3年の5月くらいの話であった(気付くの遅すぎ 笑)
「その順位ってどこに行けば分かるの?」
と友人に尋ねたら
「自分の成績表に書いてあるだろうよ!」ということだった。
確認するとありました、成績の枠外の端っこに(220人中48位)
「アイヤ~こりゃダメだ、ヨシこれから頑張るぞ!」
・・・と多少頑張ったものの後期の順位はほとんど上がらず(38位くらいだったかな)
「なんだこれ?Aばっか取ってるのに何で上がらないの?」
と疑問に思った私は友人に
「どうなってんだこれ?」と尋ねたら、
「いや、もう遅いよ。上位の連中はもう単位取らないもん。だから順位は変わらないよ」
「へ?どういう事?」
「ようするにAの打率なんだよ。1打数1安打が10割でそれが最強なんだよ。だから必要な単位数を取って上位になったら後は下手に単位を取って万が一、BだのCだの取ったら成績が落ちちゃうでしょ?首位打者取るために最後は試合に出ないのと同じ理屈だよ」
『なに~っ!そうだったのか~知らなかった~』
いや~私は単位の履修の方針として、学費がもったいないから単位を取りまくってやろう!
などと考えてまして総合大学なのをイイことに、体育学部の選択科目は勿論のこと文学部だの、経済学部だの、教養学部だのの授業まで履修していたんですね(笑)
だから、自分の専門とする好きな体育学部の科目の成績はAも多いのですが、他学部のやつはBだのCだのも結構あったんです(汗)
あと、もう一つの理由は
「世の中には、どんな〇学があって何を扱っている学問なんだ?」
という事を知っておけば自分が専門家にならないまでも何かあった時に、どんなジャンルを調べればいいのか?誰に聞けばいいか?分かるのではないか?
と、そんな事を考えてました。
そら順位あがらんわ・・・トホホ・・・
「そういや、成績優秀だった女子学生、授業にほとんどいね~じゃん!そういうことか!もう逃げ切り態勢か・・・ク~っ 50万か~羨ましい~そんだけあったらCR機やり放題だな・・・」
などと羨ましがりつつ
「まぁ、そんならしゃあない、もっと取ったるわい!」
という事で順位狙いはさっさと諦めて4年になっても授業は埋めてました(笑)
さて、4年の4月にもらった成績・・・
予想通りの40番代
「まぁそらそうだな」
ということで相変わらずの授業マニアぶり発揮。
卒業単位数は楽勝なだけに、授業もリラックスして聞ける分、随分と勉強になりました。
(卒業124単位に対して176単位だったかな 笑)
さぁ、4年の後期スタートの9月です。
「あんだけふざけて授業出たから順位を落としたかもしれないな~」
などと軽く心配して順位を見ると・・・
(208人/1位)との表示が・・・
(人数減ってるのもナマナマしい)
「なんだこれ?学生証番号か?(私は1番でしたんで)」
「おい、ここって学番か?」と隣の友人に尋ねる。(そいつは今、日ハムのトレーナー)
「おい、1位じゃね~かよ!お前、勉強してたんか!」と驚かれました。
「いやいや、なんだこりゃどういうこと?」
・・・と呆れながらふと見ると教卓の方向から叫び声が