2月9日
神奈川県平塚所属の競輪渡辺馨選手の指導をする。
この日はU島トレーナー(中央)にFMSテストをしてもらう。
ようは、動きを観てもらった。
なるほど、同じしゃがむでも股関節を良く使えてるとか、使えてないとか、どっちが先に動くとか、いろいろパターンがあるもんだと驚かされる。
その自分のパターンを知っているかどうかというのはとても重要なことだと思う。
今回、渡辺選手は股関節の動きに左右差があるという判定であった。
つまり上手く使える方と使えない方があるということである。
それが自転車にどうなんだ?
そんなもん交互に漕ぐんだから相殺されるんじゃないの?
・・・とそれまでの私は思っていたのだが 競輪という競技を考えた時にそれはデカイ!
という結論になった。
競輪はただ早く自転車を漕げばいいのではなく、相手との駆け引きが重要な要素になる。不意打ちのやりあいである。
つまり、「この一瞬!」という動き出しのタイミングできっちり反応できるかが大きな結果の差となる競技なのである。
そういう競技において、反応がよくペダルを踏める側の脚と反応が悪い側の脚があるとすると、「その一瞬!」が反応のいい脚側で踏むタイミングと一致すればメデタシだが、反対の場合は遅れて勝負に負けてしまう事を意味する。
そしてその確率は、左右の半々の確率かというと、反応の悪く動きの悪い脚の時間の方が当然長いわけだから悪い確率の方が高いとも言えそうだ。
やっぱり左右のムラがあっていいことはない。
対人競技におけるバランス能力の重要性はとても高い!
自分の動きのクセが分かれば「自分なりのやり方」というのも見えてきそうだ。
U島トレーナーとのやり取りにより渡辺選手も多くの発見があったようでヨカッタ!
撮影係の学生たちも今はナンノコッチャ?と分からなくても、こんな話を選手が一生懸命聞いている空気の中にいるだけでも多くのことが学べるはずだ。
ラックの中のニシくんはどうにも眠気をこらえている顔になっている・・・
試験期間中だから仕方ないが(笑)
こういうのは将来の武器になるぞ!
この期末試験の真っ最中に来るような選手に対応できるか!
これもいい特訓だ(笑)
選手は不思議と忙しい時にくる(笑)
ちなみにミートは全部通った!と豪語している!
ホンマか?だとしたら一皮むけたかもしれない。
レギュラー選手に試験期間はない(野球部あるある辞典より)
そんな心意気がついてきたかな(笑)
それにしても、中学時代から面倒をみてきた渡辺馨選手とのやり取りは学生には新鮮に映ったようだ。
川崎くんなど
「あれだけの信頼関係を築くことができるのは並大抵ではないと思います!僕もそんな風になりたいです!」などと称えてくれる。
そうなんだよ川崎くん!
羨ましいだろう!
彼と私の付き合いは長いからお互いの性格も好みも熟知してる仲なんだよ
その証拠に渡辺選手が勝ち誇って私に持ってきてくれた手土産をみろ!
じゃ~ん
「湘南名物タコせんべい!」
(その他、エビ味、カニ味詰め合わせ!)」
私は甲殻類アレルギー
・・・・・
どう思う?