kokokaramakuruの日記

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ヤリガイある指導!

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現在、関西医療大学では熊取町民100名を対象にした運動支援プログラムを行っている。


この企画は看護学科とのコラボ企画である。


 血液検査などは看護学科の先生方が行い、運動指導の方は私が担当している。


私がやると「また遊んでるな」と思われがちなのだが、結構、大がかりな企画なのである(笑)


この企画は1年間つづく。


毎月、私の運動教室に参加してもらい、生活習慣病予防に役立ててもらうのが狙いである。


100人の参加者の予定に幅を持たせるために、参加者は月に1回の参加であるが、私は月に2回指導を行いどちらかに参加してもらえるようにしている。(講義と実技で約2時間)


 20歳代~60歳代までが一同に参加している教室を切り盛りするのは結構タフな作業であるが、意外に楽しい。


性に合っているのかもしれない(笑)


学生から見ると私は競技スポーツの指導者のように思われているが、本来の仕事はこっちの健康運動指導である。


 私も学生時代は「健康運動の指導なんて地味だな~俺がやりたいのはやっぱりカッコイイのは競技スポーツの指導者だぜ」などと、『競技スポーツ>健康運動』などと思っていたものだが、最近はどっちが上とかではなく、それぞれに充実感があることを感じている。


 競技スポーツの指導はやることがハッキリ決まっているために考えようによっては『ラクである』と思う。だって基本的にはやる気があるんですから(笑)


 それに対してこっちの「健康運動指導」の方は、そもそも「運動が嫌い」「運動できない」「体育にイヤな思い出がある」というような人に対してまずは『やる気』になってもらわなければならない。


というワケで、意識するとこは色々ある。


私が気にしているところを思いつくままにあげると、


ピリピリしてはいけない、寛容な雰囲気が重要である。


あんまりクールな雰囲気ではなく、「この人明るくて面白そう」と思わせる必要がある。


・・・・と言って、あんまりバカみたいでは問題アリで多少の知性も感じさせねばならない(笑)


ギャグの一つも言えなければならない。メリハリが重要!


 見下ろすような態度はもちろん厳禁であるが、かといって媚びへつらったり、


あからさまに「レベルを落としてあげてるんですよ」なんて感じさせるのは最低である。


動ける人には称賛し次のモチベーションを維持できるようなネタを出し、反対に動けない人に挫折感を与えない配慮も必要だ!


 『なんで出来ないの?』なんて事態は当たり前だから機転も利かねばならない。


くすぐるセリフに、励ますセリフ、できなくて焦っている参加者への『できないことやるのが脳にいいんですよ~』などと逆転の発想を促すアドバイスだって必要だ!


 限られた時間の中であるから、時計は常に意識するが、それが参加者にバレると、できない人が焦るから意識してない顔しながら意識する


などなど・・・


ふと考えて挙げてみたら意識するところはけっこうあるもんですね・・・(笑)


こんな事を、会の後に学生さんとのミーティングで話すると、学生さんは驚くほどに真剣に聞いてくれる(笑)


 この企画には学生さんの力が欠かせない!


これがまた、上手い具合にできていて、本学には健康運動の指導に向いていそうな柔らかい雰囲気の学生さんが多い(笑)


 柔整学科、鍼灸学科、看護学科と30人を超えるメンバーが集まっている。


学年もバラバラだ。そこがいい。柔軟に対応できる。


本学は授業などで全員が一同に集まることが困難なのである。


いつもは物静かな学生さんが、白衣を身にまといイキイキと張り切って活動してくれている。


女子学生にいいとこ見せられるということで私も張り切っている(笑)