7月10日中日、小林正人選手のご招待を受けて甲子園にナイター観戦にいく。
今シーズンは予告先発制度のおかげでプロ野球観戦が私は楽しい。
一つはヤクルト村中選手の試合のビデオ予約がしやすいこと、それからもう一つは見どころの予定を立てられることである。
中日、吉見投手は「勝ち方を知っている投手」の代表格である。
素晴らしい球を持ちながらもちっとも勝てない投手との違いはなんなのか?
そんなところを探りたいと思い観戦していた。
試合の方は1-0で阪神が勝つという結果であった。
吉見投手は7回1失点で負け投手であった。
スコアは1-0であったが、中日は11安打、阪神は7安打であり
「ランナーは出るもあと1本が出ずに点が入らない」という典型的な試合であった。
こういう内容だと以前ならば
「なんだかせっかく観に来たのにつまらんな~」
となるのだが、
現在の私は
「それまでピシャリと抑えてたのにタマに出たランナーから突然バタバタ点を取られる」という困ったちゃんにアドバイスをしているので、逆にどんなにランナーを出してもナンダカンダで点を取られない投球とはどういうものなのか?
ということに非常に興味がある!
この日の吉見とスタンリッジの投げ合いは私にとっては非常に面白いものであった!
私なりの単純な結論としてはシュート系のボールの完成度なのかな~などとそれっぽいことを考えてみるがそんなのはもう常識なのである。
シュート系のボールは投げ方間違えると肩肘に負担がかかる。
それから習得すると非常に便利なので多用しすぎて開くクセがつきストレートがおかしな感じになるリスクもあるような気がする。(あくまで私の経験です)
というワケで、本格ストレートを維持しつつシュート系を操れる吉見投手は凄い!
という多くの評論家と変わり映えのしない私なりの見解です(笑)
かつて伝説の稲尾投手は、得意のシュートを効果的にするためにマスコミを利用して盛んに
「俺はスライダーが決め球だ!」と吹いていたという話があります!
そしてそれを
「ウソコケ!貴様の決め球はシュートだろうが!」と見破ったのが野村克也選手であったという出来すぎなエピソードもあります!
さて、見ごたえのあったこの試合、
「やっぱりスター性だな~」と思ったのは、8回表中日攻撃の1死1・3塁で代打登場した藤井・・・
榎田の低めのボールのスライダーを空振りして追い込まれて最後は見逃し三振・・・
この選手は素質は凄いと思うんだけどな~
それに引き換え最終回、復帰してきた藤川球児・・・
153キロ連発でした・・・がしかし、
まるで噛み付くかのように食らいつく、森野、和田、井端・・・そして2死満塁で谷繁の粘り・・・
なるほど、こういう場面で簡単にやられないからこの人達は残っているんだな・・・
そんな気がしました。
それにしても阪神の新井兄弟いいっすね!
二人とも誠実なプレーが私は好きです。
お兄さんの方は、ツッコミ所満載な動きをしてくれる今時珍しい選手ではないでしょうか!(それもスター性と思います!)
愛されている選手だな~と思いました。
昔の阪神はイジリどころだらけの選手が9人並んでいたような
(ベンチの川藤さんみたいのもふくめりゃもっとか 笑)
オールド阪神ファンの皆様、ツッコミ例といいますかイジリ例を一つよろしくお願いします(笑)