7月7日熊取町民の運動指導を行った。
最初に約30分の講義を行い、体力の分類(行動体力、防衛体力)の説明をし、
「体力とは複数の要素から構成される総合的な能力である」という解説をした。
そしてさらに「スポーツの『うまい』『へた』とはどういうことか?」ということで、スポーツ選手のスキルの説明をした。
動作の巧みさがよく表れる7つの動作ということで
「キャッチ、的当て、フェイント、かわす、姿勢の安定、繊細な動き、複雑な動き」を説明した。
さらに、それを実行する能力をスキルといい、
「状況把握能力、正確さ、素早さ、持続性」があることを説明した。
「スポーツ選手はこういうことを追求しているんです、オリンピックが楽しみですね~」
と言っておいて、
「でも、これらを感心している場合じゃないんです!これらは全て、生き抜くために必要な能力に置き換えられるんですよ!」
「今日は皆さんにスキルを要求しますから覚悟しておいてくださいね!(笑)」と語った!
全てはその後の運動への前フリである(笑)
最初にミラーエクササイズといって、ペアで相手の動きについていくことをした。
これはお互いが見つめあってやるので結構可笑しい(笑)
そしてストーカーのようにあいてに付いて行く運動や、急にストップされてよける運動などもした。
そしてボールの受け渡しのリレーなどで距離を延ばすことによって
「こういのをファンクショナルリーチというんです!」などとそれっぽいことを言う(笑)
そして本日はバスケットボール素材にして、ドリブルからシュートを行った。
中高年の運動でバスケをやるのはナカナカのチャレンジであったが、かなり盛り上がった。
「空間認知能力でっせ!」
などと言ってゴール下からの簡単なシュートだけのつもりだったのだが、皆さんが白熱してきて最後はドリブル→パス→手渡し→シュートというバスケっぽいドリルまでやってしまった(笑)
限りなく70代近くの60代女性がジャンプシュートしだした姿は実に痛快であった(笑)
夢中になりすぎて、こっちのアナウンスも耳に入らず勝手にシュートを打ちまくっていた。
勝手にドンドンやるのは体育の授業なら迷惑だが、この企画としてはかなりの成果である!
なんたってプログラムの主旨は
「自分で勝手に運動したくなるように持って行く事」なんですから(笑)
なるほど!バスケが世界で愛されている理由が分かった気がした。
しかしこんなやり方は、利口な学生さんはマネしないように(笑)
皆さん、明日は腰や肩にキテんじゃないかな~(汗)
でもあんだけワクワクして笑えたらそれはそれで貴重じゃないかな~
痛くなったら接骨院まで!(笑)