現在、某大手野球系雑誌と組んで、広報も兼ねたパンフレットを作成している。
部活支援ブックとして、今回は「野球部」に狙いを絞ったものを作成することになり私がコーディネータを務めることになった。
(個性が強烈すぎる先生方の間を取り持つ才能を買われているようだが・・・前作も私だったような気が・・・汗)
私を含めて4人の教員のそれぞれ得意分野を持ち寄る形を考えている。
記者さん2名が取材に訪れた。
トレーナーの教員による障害予防、体幹トレーニング、呼吸法、機能的トレーニングなど、全ての先生の説明に私も立ち会い、ナカナカの内容の濃さであった。
記者さんの反応も抜群であった。
さて、私以外の3人の取材は時間は長引いたものの充実するものになった。
・・・・で最後の私 相手は超有名野球系雑誌の記者さんである。
それまでの3人の説明よりは簡単に伝わると思ったのだが・・・・
いや~苦戦しました。
「難しい」って言われちゃいました。
「なんで?小学生でも伝わってるぞ!」と私は少々、気が荒くなりかけましたが・・・
考えてみれば当たり前のことです。
私は、選手の主観に伝わる方法論を考えてきたので、その言葉は必ずしも、自分は身体を動かさない記者さんに伝わるものではなかったんですね・・・
「ええい!だったら私のページはいらんです!」と危なく投げやりになりかけました。
とりあえず、指導している映像などを見てもらって、
「あんまり理解してもらえていないようですが、一応こんな感じで選手が喜んでいますんでそれだけ分かってくれりゃいいです」ってな調子で私のパートを終えました。
あんまりに悔しかったんで腹いせにパチンコ行ったら珍しく出たんで気を取り直して書きますと・・・(単純なんです 笑)
私が追求している指導って、野球界で言われている言い回しや指導言語を真に受けて路頭に迷っているような選手をなんとかして救いたいと思って、
「この言葉はこの感じのことではないか?」と選手に体感させるものなんです。
もっと言えば、「選手の事情を考える」といいますか・・・
そう考えるとホントは選手が悪い動きになっちゃう事情を聞き集めるような方向性の指導書があってもいいと思うんですがね。
私が選手に喜ばれるのは多分そこだと思うんですよね・・・
というより、そう思うことにしました。
「分かるように説明してくれ」 という顔されましても・・・・
なまじっか、ご自分でもやっていたことなので先入観を持って聞いてしまっているので、「そんなとこなんでわざわざやってんの?」っていうように見えてしまうんですよね。
まぁいいや・・・
これなら、まだまだ需要があるわ・・・
やってくれなきゃ分からないです。
情報が溢れているだけに、ナマナマしさの価値が上がっています。
直接会って指導できればわかります。
近くで見ている組員のみなさん、意外に貴重かもね。
写真は、投手指導でしょっちゅ言われるが、実際にはどうやるのか分かりにくい「ある感覚」を掴ませる練習をしているところです。
どうせワカリャしね~だろとヤケクソで載せてみました。
「俺に分かるように説明しろ」(指導者のみならず、こういう姿勢の選手が多い)
と構えてくる方に説明するよりも、
「僕がやるんでどうしたらいいですかね?」
という選手に説明する方が私の場合は合っているようですね・・・
そしたらプロの方が(と言っても2人ですけどね 笑)よく聞いてくれるという感じです。
あと写真の奈良からきた大学生くらいか・・・
とりあえず、喜んでいる選手がいるという事実が私を支えています。
『本に書きようがないことを教えてくれる』というのが私の価値だそうで・・・
(てことは金儲けになりませんな 笑)