kokokaramakuruの日記

野球 金魚 競輪少々 思いついたことをビビりながら書くブログ

昨今の話題について

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 昨年末に某高校のバスケ部のキャプテンが体罰を受けて自殺してしまった問題であるが、この件に関しては私は殴られた事自体が最大の理由なのではないと思っている。


こういうハイレベルな高校で試合に出るような生徒であれば、「このチームが殴るとは入学するまで知らなかった」というわけがない。


私は「キャプテンだったこと」というのが非常に大きい要因だと思っている。


記事の中にも「キャプテンとして自分だけが怒られるのが辛い」というような内容があったが、これを文章だけ読めば「なんだよ情けね~な~」などと思われるかもしれないが、これはかなりキツイことである。


 「キャプテンは怒られ役」とはよく言われることであるが、これが機能するためには基本的にチームのメンバーや監督からもキャプテンが一目おかれ


尊重されているということが大前提である!


 ・・・で、その「尊重されているキャプテンが怒られている」というくらいなんだから価値がある!となってチームが引き締まる!という図式が成り立っているのなら、


キャプテンだって「怒られるのがプライド!」ともなる。


 そもそも、キャプテンの人選はどうだったのか?


キャプテンのタイプとして


 .廛譟璽筺爾箸靴独瓦韻紳減澆任△蝓⊂鯵遒朕曜召發△襦弊萋に立ち引っ張るタイプ)


⊃佑隆屬貌?辰銅茲蟷?弔里上手くムードメーカーとして機能するタイプ


なんて大きく分けるとあると思う。


どちらも魅力的です。


 さて・・・皆さん、今の時代ってキャプテンって希望者多いと思います?


世の中、やれ何か起きたら責任者を追及して吊るし上げるような話題ばかりです。


リスク(責任)をいかに被らないようにするか?ってことに皆さん必死になってる時代ですよ・・・


勿論すべてがそうとは言いませんが、キャプテンは不人気な場合も多いんです。


となるとどうでしょう。


先ほどの,任皚△任發覆た擁が浮上する場合があります。


それは・・・


 C任譴覆た


単に自分がやりたくないからが本音なのにも関わらず「お前がやってくれよ~」という周囲に断りきれないタイプ。


当然、監督に文句など言い切れるわけはない。


しかも話は真に受けて悩む。まず反抗しないので監督は言い易い。


のタイプだった場合、この選手をチームの引き締め役として「見せしめ的制裁」に処した場合は果たして意味をなすのでしょうか?


以下は1月24日朝日新聞の記事


(この日は試合以外でも生徒が顧問の質問に口ごもる場面があった。「質問の意味がわかる者はいるか」顧問がそう尋ねると、多くの部員が挙手した。顧問は「みんなが選んだキャプテンなんだから教えてあげなさい」と促したという)


・・・これ、キャプテンの尊厳なんてありますかね。


 プライドなんて持てるわけがない。


 この扱いなのに「キャプテンとして」制裁くらったらそりゃおかしくなります。


 「じゃあ辞めりゃいいじゃない!」と思われる方、


 問題なのは、断れないタイプということなんですから。


「2軍にいくか?」という脅しも記事になっておりますが、


 「おう!上等だよ!俺を2軍にしてもチームが勝てるならやってみろ」と言えるくらいに実力がありゃこれまた苦労しません。


2軍落ちを示唆されて「そうなるかも」というくらいの実力だったんだろうと思います。


 言い易い奴を中心にしてそこにだけ集中する。


これは教員としても知らず知らずのうちに陥りやすいことと思います。


 「名ばかりキャプテン」はナカナカ辛いです。


部員からは「助けてやろう!」「みんなでカバーだ!」などと励まされていたという記事もありますが、同情されるってのもこれまたプライド無くします・・・


 そうやって「助けてやろう!」なんて発信できるのがいるということはそもそもそっちが本来のやるべき選手なんじゃないの?なんて気もします。


だから尚更追い込まれてしまったのではと思います


 今回の事件は私自身の中学時代の主将としての経験とも重なり書かせていただきました。


これを読んでいる学生さんや現場で高校生チームの指導に当たっているOBもいるので、ちょっとこんな視点も持ってサポートをしてもらえたらと思います。


 このブログのカラーではないネタですいません。