6月19日とある健康運動系の資格の講習会の講師をしてきた。
お題は「レジスタンストレーニング」 要は筋トレである。
この資格は本学でも認定校となっており、かなりマジメな資格である。
スポーツ系の専門学校ではこれがメイン資格の学校だってある。
なぜ資格の名前を出さないかというと、この資格について検索していろいろ資料を集める人が沢山いるので、それでこのブログなんかがヒットしたりすると恥ずかしいからである(汗)
この資格を得るにはそもそも受講資格もある。その中には「保健医療に関する資格を有する者」なんてのもある。 約10日間の講習の後に試験をして合格すると資格が出るというナカナカの内容である。
いやらしい話でいけば料金も15万円くらいかかる・・・
受講者それぞれに資格を取らねばならない事情がある状況である。
「なんか取れるやつを取っとけばいいか~」という学生とはワケが違う(汗)
会場に入り私は背筋が凍りついた・・・
84名の受講者の皆さんは見るからに何かの現場を持っていそうな方たちばかりであった・・・ 年齢層もバラバラである。
ボディービルダーのような方もおられれば、エアロビクスインストラクターのような方もおられる、栄養士さんやら介護関係の方も多そうだ・・・
「こりゃふざけた事言ってたらドエライ目にあうな・・・」
(こういうのって、けっこう著名な先生がやるもんだよな・・・私なんて役不足ではなかろうか・・・)
不安がよぎる・・・
「よし、一生懸命やろう」
ということで、私は自己紹介をし、自分はどういう経歴で学んできたのかということを話をしたあとに講義を始めた・・・
はたして・・・
結果として皆さん一生懸命に聞いてくれて私としても大変に充実感のある講義をすることができた。
さらには、自分が受けてきた教育に対して改めて感謝する結果となった。
そして、話の間に私がやっている運動教室のことなどを織り込むと激しく同意してくれた。
私が現場で感じていることなどの話はどう思われるだろうか?と不安ではあったが逆にそれが実感がこもった話として良かったようだ。
こういう資格の講師ってのはどうあるべきなのか?
というのは私としても掴めていないのだが、もちろん脱線しすぎて自己満足に浸るみたいな講演はよくないが、かといって教科書棒読みというのもあまりにもバカにしていると思っている。
かつて私も健康系の資格を取りに行った際には受講生としての立場も味わったが、ビッグネームの講師のありがたさは、『その人ならでは』の話が聞けることとセットであると感じたことがある。
となれば私はもちろんビッグネームなどではないが、私の経歴なり「今の現場ならでは」の話を教科書の意味するところに織り交ぜることで、「今、ここで、この人ならではの話を聞いている」というライブ感が出るのではないかと思ってやってみている。
今回はそのライブ感がいい方に出たようで、かなり質問者が殺到してくれた。
クレームでは困ってしまうところであるが、現場的な質問が多かった。
こういう資格の講義で現場的な質問を受けると、つい調子に乗ってペラペラと自論を展開してしまいそうで怖いがかなり気持ちはいいものですね(笑)
同行したミゾバタ助手によれば
「こんな講習であんな話が聞けるなんて思わなかった~」と受講者が喜んでいたという・・・
「ホントかよ~?お前が作った話じゃね~のか~コノヤロ~!」
とミゾバタ助手に突っ込むが 「ハイそのとおりです」と言われそうなのであまり追求しないでおいた(笑)
帰りにミゾバタ助手に焼肉をごちそうした・・・(笑)